セブンデザイン 成果を追求した大阪のホームページ制作会社

  • 2023.05.24

ホームページ制作の見積書の見方と注意点

ホームページ制作の見積書は、後でのトラブルや想定外のコストを避ける鍵です。業者の提案内容をしっかりと読み解き、予算や品目を正確に把握することで、スムーズな制作進行が期待できます。わからない項目や疑問点があれば、積極的に業者に確認を。このページでは、見積書の正しい読み方や注意点を、当社の事例をもとに具体的に解説していきます。

ホームページ制作の見積書の内容

企画・設計・進捗管理

ホームページ制作のプロジェクトは、企画・設計から始まり、進捗管理を通じて完璧な完成を目指します。大阪の相場において、これらのプロセスにかかる費用が総額のおおよそ20%を占めることは、当社の経験でも同様です。この費用は、交通費や通信費、資料の購入や、提案書の作成、そしてデザイナーやディレクターとの打ち合わせや進捗の確認に至るまでのすべての作業に関連するものです。

この部分に関しては、一見、交渉の余地があるように思えます。しかし、企画や設計の工程はプロジェクトの成功を左右する大切なフェーズです。価格交渉をする際は、必ずと言っていいほど業者の利益率を考慮することが大切です。適切な価格での提供を求めることは当然ですが、業者が適切な利益を得られる範囲での交渉が望ましいです。

発注の約束が難しい場合、初めに提示された見積書の内容を十分に検討し、納得のいく内容で進めるように心がけることが、良好な関係を築く上で欠かせません。

デザイン

ホームページ制作の初期段階では、デザインの土台となるワイヤーフレームの作成が行われます。これは、ページの大まかな構成や配置を示す線画で、具体的な装飾や色は一切入っていません。主にAdobe XDやパワーポイント、エクセルを使用して、ページごとに作成されることが多いです。

ホームページのページ数や特色により、ワイヤーフレームやデザイン作成の予算が変動することも。実際、ページ数が増えれば増えるほど、その作業量や専門性が増すため、予算もそれに比例して増加します。しかし、一般的なページ構成やレイアウトに対しては、多くの業者がある程度の単価を設定していることが一般的です。

成果を出すホームページを目指す上で、ワイヤーフレームの段階での確認は極めて重要です。ユーザーがどのようにページを操作し、どのコンテンツを閲覧するのかを意識しつつ、しっかりと時間をかけてチェックを行いましょう。この段階でしっかりとした土台を作ることで、後のデザインやコーディングがスムーズに進むことが期待されます。

最後に、デザインの修正については、後のコーディング段階に移行する前に完了させることが望ましいです。後からの変更は、作業の手間や追加の費用がかかるリスクもありますので、デザイン段階でのしっかりとしたフィードバックと確認が大切です。

コーディング

ホームページ制作の中でも、コーディングは非常に重要な工程です。一般的に、各業者が独自の単価を持つものの、複雑さやページの長さに応じて費用は変動します。

コーディングの際に注目したいのが、SEOを強化するためのウェブ標準と、デザインの再現性を追求するピクセルパーフェクトの二つのポイントです。

ウェブ標準は、世界中で共通のホームページの作成基準として、W3Cという非営利団体によって設定されています。この基準に近づけることで、サーチエンジンはそのホームページを適切に評価し、結果としてSEO効果が高まるのです。

一方、ピクセルパーフェクトは、デザインを完璧に再現するという考え方で、1pxの狂いも許されない厳密さを求められます。現代のユーザーは、さまざまなデバイスやブラウザからアクセスします。そのため、どんな環境下でもホームページが正確に表示されることが求められています。

制作会社によっては、これらの特徴を持つ独自のコーディングを提供しています。見積書を受け取った際には、その業者がどのような特色を持っているのかをしっかりと確認し、その上で判断を下すことが大切です。

システム開発

ホームページ制作の中には、システム開発というフェーズが欠かせません。特に現代の制作現場では、ワードプレスやEC-CUBE、ウェルカートといった優れた既製のシステムを活用するケースが増えてきました。

実は、これらの既製システムをそのまま使うのではなく、お客様のニーズに合わせてカスタマイズすることが求められることが多いのです。このカスタマイズ作業は、システムの特性を理解し、更に独自の機能追加やデザイン調整を行う作業となります。

それを考えると、見積書にはそのカスタマイズ作業の詳細や内容が具体的に記載されることが多いのです。実際、私たちが日常的に触れている多くのウェブサイトも、このようなカスタマイズの上に成り立っています。

一つ注意したいのは、既製システムであっても、その特性や制限を十分に理解した上でカスタマイズを行う必要があります。なぜなら、システムの持つ基本的な機能を損なわずに、更に付加価値を加えることが、成功のカギとなるからです。

その他

ホームページ制作の際には、見積書はクライアントと制作会社の間での信頼関係を築く一つのツールです。当社の見積書も、主要な費用の項目を明確にしていますが、「その他」の部分には、しばしば見落としがちなポイントが詰まっています。

例えば、運営やSEOのための費用。これらはホームページが公開された後も継続的にかかる可能性がある費用です。そして、それらの費用は、ホームページの目的や成果を大きく左右します。一般的に、ホームページはビジネスや情報発信、集客などの目的で制作されます。そしてその目的を果たすためには、見積書に記載されている内容を深く理解し、その上で最適な業者を選定することが不可欠です。

私自身も過去に多くのホームページ制作プロジェクトを担当してきましたが、その都度感じるのは、見積書の「その他」の項目こそが、実際の運用や継続的な改善活動での成功の鍵を握っているということです。ホームページを制作する際は、見積書の中身をしっかりと把握し、それに基づいて最適な選択をすることで、投資の価値を最大化できると確信しています。

見積書を確認するときの注意点

曖昧にしない

ホームページ制作の見積書は、そのプロジェクトの全体像を示す非常に重要なドキュメントです。私も過去に多くのクライアントと接してきましたが、見積書の内容に関して、初めての方からの確認や質問は非常に多いです。

特に、初めてのホームページ制作では、専門用語や費用の内訳が難しく、どうしても曖昧な理解をしてしまいがちです。しかし、この「曖昧さ」は、制作過程でのミスコミュニケーションの元になり、最悪の場合、計画していた予算以上の出費が発生することも考えられます。

私自身も経験上、明確な理解が基盤になっていないと、後に大きな問題が生じることが多々ありました。だからこそ、見積書を手にした際には、自分の理解が曖昧な部分は、たとえ小さな点であっても、遠慮せず業者に質問することをおすすめします。

また、業者の対応や説明の丁寧さから、その業者の誠実さやプロジェクトへの取り組み方を感じ取ることができます。このやりとりを通じて、安心してホームページ制作を進めるためのパートナーを見つけることができるのではないでしょうか。

備考欄にも目を通す

ホームページ制作の見積書を手にしたとき、多くの方がメインの内容や金額に焦点を合わせがちです。私も過去のプロジェクトで、そのような経験が数多くありました。だからこそ、備考欄という、一見ささやかに見える部分が、実は非常に重要な情報を持っていることを、皆さんに強く意識していただきたいのです。

私の経験上、備考欄には制作の細かい条件や、後々の業務フローに関わる大切な注意点が記載されています。特に「素材の購入に関する注意」や「原稿の提供方法」など、予算や業務進行に直接関わる情報が記載されることが多いです。

これらの点を見落とすことで、後に予想外の出費が発生したり、制作の進行が遅れることがあります。そういったトラブルを避けるためにも、見積書の備考欄に記載されている内容は、しっかりと目を通し、不明点や疑問点があれば業者に確認をとることが大切です。

業者とのコミュニケーションを大切にし、全ての情報を把握してプロジェクトを進めることで、スムーズな制作を実現できることを確信しています。

総額だけで発注先を選ばない

ホームページ制作の際、見積書の総額に目が行きがちですが、安易に総額の安さだけで発注先を決めることは、私がこれまで見てきた多くのプロジェクトでの経験から言っても、賢明ではありません。

例えば、以前取り組んだプロジェクトで、お客様が総額が安いという理由だけで他の業者に制作を依頼したところ、後から多くのオプション料金が発生し、結果的に高額な費用がかかるという事態が生じました。その結果、ホームページの質が低く、業績への影響も考えられました。

制作会社を選ぶ際には、総額の他にも、その会社の実績や評判、提案内容の質、得意とする分野など、多角的な視点からの判断が必要です。総額が安いだけでは、期待したホームページの品質や機能を得ることができないかもしれません。

総額だけではなく、提案内容や実績をもとに、御社の目的に合った制作会社を選ぶことで、長期的に見ても満足のいくホームページが完成することでしょう。

ホームページ制作の見積書を安くする方法

ホームページ制作の過程で、見積書の価格に大きく影響するのは、制作会社の作業の見積もりと、クライアントとのコミュニケーションの円滑さです。私が以前関わったプロジェクトでは、クライアントからの情報提供がきちんと整理されていたため、制作がスムーズに進み、最終的なコストも抑えることができました。

実際に、制作会社は必要な情報が不足していると、多くの想定や予測を行いながらデザインや機能を考えます。これは、余計な工数やリスクを伴うため、見積もりの価格が高くなる原因となります。

では、どうすれば適正価格での見積もりを得ることができるのでしょうか。

まず、ホームページ制作を依頼する前に、提供可能な情報を整理することが大切です。例えば、ターゲットとなるユーザー層や、ホームページに掲載したい内容、希望するデザインや機能などの情報を、できるだけ詳細にまとめておくと、制作会社も計画を立てやすくなります。

また、打ち合わせの際には、想像力を駆使して具体的な検証やシナリオを考えながら、制作会社に伝えることで、双方の理解が深まり、余計な修正や変更の回数も減ります。これによって、工数の削減や制作スピードの向上が期待でき、結果的に見積もりの総額を抑えることが可能となります。

最後に、制作会社とのコミュニケーションを大切にすることも忘れてはいけません。適切な情報提供と、オープンなコミュニケーションが、適正な価格の見積もりを得るカギとなります。

まとめ

ホームページ制作の見積書は、制作会社の提案の骨格とも言えるものです。多様な業者から出される見積書を見ると、それぞれの特徴やスタンスが伺えますが、その中で最も大切なことは、どれだけその見積書があなたのニーズや目的に合っているかという点です。

確かに、見積書の内容やフォーマットは会社ごとに異なり、全てを詳細に把握するのは大変です。しかし、その中核にあるのは「どれだけクライアントの目的を達成するための努力がされているか」という部分。これを把握するためには、単に価格だけでなく、提案内容の深堀りや業者とのコミュニケーションが欠かせません。

当ページをご覧の皆様、見積書を受け取った際は、その内容をしっかりと確認し、自身の目的に合致しているかを判断しましょう。そして、我々のような信頼の置ける業者に相談することで、より良いホームページ制作を実現できるはずです。また、当社の制作料金も掲載しておりますので、興味があれば是非参照してみてください。