- 2023.07.01
メタキーワードとは?ホームページに必要か
昨今のホームページでは、メタキーワードを実装することは、ほとんどありません。
その理由は、Googleがメタキーワードを無視すると公表しているため、SEOには一切の影響がないと考えられているからです。
そのため、一般的には、今さらメタキーワードを学ぶ必要はないと思いますが、過去を学ぶこともSEOにおいては重要な成功要因に1つになるので、当ページでは、メタキーワードとは何かや実装するメリットとデメリットを紹介します。
メタキーワードとは
2010年ごろより以前のサーチエンジンは、今ほど、ホームページや各ページの内容を正確に把握することができませんでした。
そのため、ソースコードの上部にメタキーワードを実装して、それぞれのページで重要なキーワードを記載することで、検索結果に適切なページを表示することができていたのです。
しかし、サーチエンジンがメタキーワードを利用しているとなると、多くのホームページが行ったのが、メタキーワードの闇雲な利用です。
当社が見た中で、もっともひどいと感じたのが、商品を販売するページのメタキーワードに、芸能人やスポーツ選手などの名前を入れて上位表示を実現していた事例です。
このように、多くのホームページがメタキーワードをページの内容ではなく、上位表示をしたいキーワードを含めてしまったため、サーチエンジンはメタキーワードを利用しなくなりました。
Googleがメタキーワードを利用しなくなった情報については、Google検索セントラルのGoogleはウェブランキングにキーワードメタタグを使用しませんのページで詳しく紹介されているので、興味があればご覧ください。
メタキーワードのメリット
ホームページにメタキーワードを実装するメリットは、もしかすればSEO効果があるかもしれないという点です。
2023年現在で言えば、ホームページにメタキーワードを実装しないことが基本ですが、先日さまざまなキーワードで検索をして、上位に表示されているホームページを確認すると、ビッグワードで上位表示を実現しているホームページほどメタキーワードが実装されていることに気が付きました。
例えば、会社名は伏せますが、【不動産】で検索をして、上位に表示されているホームページを見ると、10位までにランクインしているすべてのホームページでメタキーワードを実装しています。
また、他の難易度が高いキーワードでも、10位以内のホームページでメタキーワードが実装されているケースが多いです。
ただ、ビッグワードで上位表示を実現すると、ライバルサイトなどもそのホームページのソースコードを閲覧しているので、もしかすれば効果がないけれども、他のホームページが実装しているから自社サイトも実装すると考えている可能性もあります。
そのため、Googleを信じるのであれば、メタキーワードにSEO効果はありませんが、ビッグワードで上位表示しているホームページにはメタキーワードが入っていることが多いので、もしかすればSEO効果があるように感じます。
メタキーワードのデメリット
メタキーワードのデメリットは2点あります。
1点目が、ホームページ運営の中で、新規ページを作成するたびに、メタキーワードの設定をしないといけないという点です。
制作実績で見ると、文章作成だけで疲れ果てており、メタディスクリプションの作成まで行っていただけないホームページも見られ、そこにプラスしてメタキーワードとなると、お客さまの労力はさらに大きくなります。
2点目が、ライバルサイトに各ページで上位表示を狙っているキーワードがばれるという点です。
昨今のSEOでは、ライバルが獲得していないキーワードを探して、そのキーワードで上位表示を狙うことの効率が高いので、多くの企業が取り組んでいる対策です。
そのため、仮にライバルサイトにメタキーワードをチェックされると、御社が上位表示を狙っているすべてのキーワードでライバルも新規ページを作成するので、SEO難易度が高まってしまう可能性があります。
当社では、メリットよりもデメリットの方が大きいと思いますが、この辺りは、お客さまが判断をしてメタキーワードを実装すべきかを検討しましょう。
よくあるメタキーワードの作成法
メタキーワードのメリットとデメリットを見て、メリットの方が大きいと判断をすれば、ホームページにメタキーワードを実装しましょう。
メタキーワードの実装法は、headタグ内に<meta name="keywords" content="〇〇,〇〇,〇〇" />を追加するだけです。
ちなみに〇〇には、そのページで上位表示を狙っているキーワードを含めます。
メタキーワードを実装する際には4つの注意点があります。
1つ目が、必ず各ページで固有のメタキーワードを実装しなくてはならず、同じメタキーワードのページが複数あると、サーチエンジンはどちらのページを上位表示させて良いかが分からなくなるので、カニバリゼーションが発生して、結果サイト全体の検索順位が落ちてしまいます。
2つ目が、キーワードの数には上限がありませんが、キーワードとキーワードの間は、「,(半角カンマ)」で区切るようにして、半角カンマでないとサーチエンジンが正しく認識することができません。
3つ目が、キーワードを実装する際には、固有のものほど左に配置させることになり、サーチエンジンはホームページの原稿も同様ですが、左上に使われているキーワードを重要だと認識するので、固有のキーワードを右に持ってきてはいけません。
4点目が、メタキーワードに含めたキーワードは、本文で利用していなければならないという点で、サーチエンジンは、スパム行為を行う企業が増えたので、メタキーワードの利用を辞めていると公表しているので、サーチエンジンからスパムと認識されないためにも、必ず本文で利用したキーワードを実装しましょう。
上記4点を守っていれば、もしGoogleがメタキーワードを認識しているのであれば、高いSEO効果を発揮できるでしょう。
まとめ
メタキーワードについて紹介をしました。
当社の考えとしては、Googleの発言を信頼しており、現在のホームページではメタキーワードは不要であると考えています。
ただ、お客さまによっては、ビッグワードで上位表示を実現しているホームページが利用しているのであれば、SEO効果があると判断するかもしれないので、そういった場合は、当ページを参考にメタキーワードを実装しましょう。