- 2023.12.24
ホームページの成果を高めるにはKPIが効率的
ホームページから成果を出すには、集客対策だけでは不十分になり、その理由はホームページには成約率が存在しているからです。
成約率が低いホームページでは、多くの訪問者数を集めなければ成果を出すことができず、当初は順調に訪問者数を伸ばすことができたとしても、次第に集客力の限界が来てしまいます。
そのため、ホームページを制作する際には、成約率も検討する必要があり、この成約率対策として効果を発揮するのがKPIの設定になります。
ホームページの成果を出すためのKPIの活用法
KPI値とは、ホームページで目標としている数値のことを言います。
目標の成果数から必要な項目をWeb制作会社と考える
希望する問い合わせや商品販売数の目標値を定め、目標を達成するために必要なKPIの項目をWeb制作会社と検討しましょう。
お客さまだけで検討すると、ノウハウ値が足りないので、専門家のアドバイスが必要です。
KPIの項目は、無料であればアクセス解析のGoogleアナリティクスや、ヒートマップのClarityなどを使い、ホームページに実装している分析ツールが示す数値データをベースに検討すると良いでしょう。
当社のこれまでのホームページ制作では、Googleアナリティクスを実装していることが多いので、KPIの項目は以下になります。
- 訪問者数
- ページビュー数
- 平均エンゲージメント時間
- サーチエンジンからの訪問者数
- SNSからの訪問者数
上記の項目で、サイト全体と重要なページに対してKPI値を設定していくことで、ホームページが抱える問題点が明確になります。
ボトルネックになっている数値を高める対策を行う
KPI値を下回っている項目は、日々改善を行う必要があります。
その際には、KPIの改善で行った対策が、必ず効果に繋がる保証はないと理解しましょう。
ホームページから成果が出ない理由として、どの数値を改善していけば良いかはKPIを定めることで把握することができますが、改善方法はウェブマスターやWeb制作会社が検討しなくてはならないのです。
そのため、1度の改善で成功すると言い切ることはできません。
さらに、1つの項目のKPIを改善したからと言って、必ずホームページの成果数が向上するわけではありません。
ホームページから成果を出すためには、サイト全体のバランスが重要になるので、1つの項目を改善すれば良いと考えるのではなく、複数の項目の改善に取り組むことが重要です。
そのため、KPIの改善は、PACAサイクルを回して1年を通して取り組む必要があります。
ただし、その効果は高く、制作実績のネットショップで実施したところ、もともとが月間の売上が約800万円あったのですが、現在では約2,000万円まで向上しています。
売りたい複数の高額商品ページを重要ページと定め、訪問者数を増やすために内部リンクや被リンク数を増やしたり、ユーザーエンゲージメント時間を高めるために文章の品質を高めた結果、複数のページでKPI値を達成して、高い成果を実現できました。
もちろん、単発での改善ではなく、3年間PDCAサイクルを回し続けており、ホームページの効果が高まった改善方法を他のページにも活かすことで、一気に目標を達成させています。
まとめ
成果が出るホームページへと成長させるためには、KPIが必須と言っても良いでしょう。
KPIは、1度の改善で、ホームページの成果が高まることはありませんが、PDCAサイクルを回しながら継続することによって、飛躍的にホームページの成約率を高めることが可能です。
現在ホームページの成果を高めようと検討されている方は、当ページをご覧の機会にWeb制作会社に相談をしてKPIの設定と対策を行うようにしましょう。