アクセス数が多いホームページはSEO効果が出やすいのか

検索順位を高めたいと考えてる企業は、アクセス数を増やす目的でSEOを実施しています。

しかし、先日あるお客さまから、「SEO会社から、アクセス数が多いホームページはSEOに強いと提案されたけど本当？」と質問されました。

基本的な考え方としては、アクセス数とホームページのSEO効果には関係がないのですが、一部影響があることもあります。

ホームページのアクセス数とSEO効果には関係がない

SEOを行っているお客さまは、ホームページに見込み顧客を集めるために、対策を実施しています。

もしSEOにアクセス数が影響すると、下位に表示されているホームページが、上位表示を実現しているホームページに勝つことは難しくなってしまいます。

サーチエンジンのGoogleは、Twitterを使って情報を公開しており、当社が何度か見たGoogleのツイートでは、「SEO効果を決めるためにGoogleアナリティクスのデータは見ていない」と発言しています。

すなわち、Googleは、それぞれのホームページのアクセス数を知ることはできていないので、アクセス数とホームページのSEO効果には関係がないと推測されます。

さらに、すべてのホームページがGoogleアナリティクスを入れているわけではないので、今後もアクセス数がSEOに影響することはないと考えられます。

基本的には、ホームページのSEO効果とアクセス数には関係性がないのですが、ただし1点だけ影響があることがあります。

それは、検索結果ページでのクリック率になっており、検索結果ページで多くのユーザーがクリックするホームページは、検索順位を高める効果があるそうです。

アメリカでGoogleの独占禁止法裁判が行われており、そこの資料の中に、検索結果ページでのクリック数が検索順位に影響を与えると記載がありました。

当社も原文を見たわけではないのですが、SEO業者が翻訳情報をブログ記事で公開しており、そこに明確に記載されていました。

ただし、SEO業者曰く、1ページの新規作成の方が高い効果を生み出せるものになっていて、そこまで大きなSEO効果を生み出さないそうです。

そのため、アクセス数とSEO効果は関係がないのですが、検索結果ページでのクリック数は検索順位と関連性があり、サーチエンジンからの訪問者の集客対策しか行っていないホームページであれば、アクセス数とSEOは関係性があると言うことができます。

アクセス数を増やしてSEO効果を高めたいと考えているホームページであれば、以下の対策を行うことをおすすめします。

継続した新規ページ作成を行うことで、検索結果ページに表示されるページ数が増えるので、検索結果ページからのアクセス数を大きく伸ばすことが可能です。

また、新規ページ作成は、ホームページで上位表示を狙っているキーワードに関連する内容の記事を公開すると、ホームページ内で関連性が高まるので、狙ったキーワードでSEO効果を発揮しやすくなっています。

制作実績の企業もホームページを公開後は、関連性を高める新規ページ作成に取り組み検索順位を高めており、さらには検索順位が高いページを増やすことで、検索結果ページでのクリック数を増やして多くのページで上位表示を実現しています。

ホームページにあるすべてのページのページタイトルとメタディスクリプションを改善することで、検索結果ページでのクリック数を高めることが可能です。

ページタイトルとメタディスクリプションは、感覚で作成してはならず、各ページのSEOワードを定め、そのキーワードで実際に検索してみることが大切です。

検索結果ページで、3位に表示されたことを想定して、1位と2位のホームページよりもアクセス数を高めるために、魅力的な文言を作成しましょう。

そうすれば、仮にSEO効果が低かったとしても、一定数以上のアクセス数は獲得できるので、検索順位を高めることが可能です。

さらに、ページタイトルで重要ワードを利用することで、検索順位を高める効果も見られ、さらに高い検索結果ページからのアクセス数を稼ぐことが可能です。

ホームページのアクセス数とSEO効果は関係性がありません。

ただ、検索結果ページでのクリック数とSEO効果には関連性が見られるので、ホームページを制作したら新規ページ作成の継続と、すべてのページでページタイトルやメタディスクリプションの最適化に取り組みましょう。

ただし、効果はあるものの、そこまで高い効果を期待するとがっかりする結果になってしまうので、検索結果ページからのアクセス数を増やす対策は、ホームページで狙い通りのSEO効果を得た後の対策としても良いと思います。