- 2024.03.08
サーチコンソールからモバイルユーザビリティの項目がなくなった
少し古い情報ですが、2023年12月1日以降に、Googleサーチコンソールからモバイルユーザビリティの項目がなくなっています。
Googleサーチコンソールに表示されていたモバイルユーザビリティとは、パソコンではなくスマートフォンを使ってホームページにアクセスしたユーザーにホームページが最適化できているかをチェックできるレポートです。
当ページでは、2023年12月1日以降に、Googleサーチコンソールからモバイルユーザビリティがなくなった理由と、今後どのようにモバイルユーザビリティを調べれば良いかについて紹介します。
Googleサーチコンソールからモバイルユーザビリティがなくなった
モバイルユーザビリティとは、Googleサーチコンソールに表示されていた項目になり、モバイルユーザビリティを見ることで、スマートフォンを利用してホームページに訪れた方が、可視性と操作性、互換性に問題がないかをチェックできていました。
一般的にWeb制作会社は利用することがほとんどない機能でしたが、自分でホームページを制作しているお客さまは、チェックをしていたレポートです。
そのため、利用者数もあった機能ではありましたが、Googleがモバイルユーザビリティを辞めた理由は、Google検索セントラルブログのヘルプフルコンテンツの作成におけるページエクスペリエンスの影響のページで紹介されています。
内容としては、検索順位において、モバイルユーザビリティの重要性がなくなったからではなく、さまざまなモバイルユーザビリティをチェックするツールを提供してしまっており、ユーザーの混乱を招いてしまうので、Googleサーチコンソールのモバイルユーザビリティの提供を辞めたようです。
確かに、今回閉鎖されたツールの中でも、モバイルフレンドリーテストツールやMobile-Friendly Test APIなどのツールもあり、すべてホームページのモバイルフレンドリーを調査するためのツールになっていました。
そのため、基本的には、Google側で同じ機能を持つ複数のサービスを整理するために、Googleサーチコンソールのモバイルユーザビリティがなくなっただけになります。
今後のモバイルユーザビリティの調べ方
Googleサーチコンソールのモバイルユーザビリティがなくなってしまったので、今後ホームページのスマホ対応が適切にできているかをチェックするにはどうすれば良いかお悩みの方も多いと思います。
Googleの公表だと、Google Chromeの拡張機能になるLighthouseを利用することを推奨しています。
Google Chromeで上記のリンク先ページを開き、右上にある「Chromeに追加」のボタンをクリックして、インストールを行います。
そうすると、Google ChromeのURLバーの右にLighthouseのアイコンが出てくるので、アイコンをクリックして「Generate Report」をクリックすると、30秒ほどで分析結果が表示されます。
モバイルユーザビリティという項目はありませんが、ホームページがスマホに対応していないと、診断結果にGoogleサーチコンソールで表示されていたエラーと同じ内容が表示されるので、そこからホームページの改善すべきポイントを知ることができます。
Lighthouseは、Web制作会社やSEO会社はもちろん、ホームページにSEOを行っている方に必須な拡張機能になるので、当ページをご覧の機会に、インストールすることをおすすめします。
まとめ
2023年12月1日以降に、Googleサーチコンソールからモバイルユーザビリティがなくなった理由や今後の調べ方を紹介しました。
Googleサーチコンソールからモバイルユーザビリティがなくなった理由は、SEOでモバイル対応が重要ではなくなったのではなく、Googleが似たような複数のサービスを提供していたので、整理するためになくなっただけです。
今後も、ホームページにアクセスするユーザーの媒体は、パソコンだけではなく、スマートフォンも増えていくので、モバイルユーザビリティの最適化は必須です。
Googleサーチコンソールからモバイルユーザビリティがなくなったと不安に感じている方の参考になれば幸いです。