- 事例紹介
- 2022.06.12
リニューアルを止めた!ホームページ制作のお打ち合わせ事例
SEO効果が出ないのでリニューアルを考えているとご相談をいただきました。
この事例では、実際にホームページ制作の初回お打ち合わせで、リニューアルを行っても結果が変わらないと判断をして、弊社はSEO提案を行いました。
具体的にどのような場合は、リニューアルを検討する必要がないかについてご紹介をします。
リニューアルの目的はSEOではない
実際に弊社にホームページ制作のお問い合わせをされる方の中に、SEOを考えてくれるWebサイト制作会社にリニューアルを依頼すれば成果が向上すると盲目的に考える方もいます。
確かに、既存のホームページがSEOに最適化されていない場合であれば、効果を発揮する可能性もあります。
ただ、リニューアルの目的はSEOではありません。
リニューアルの目的はホームページを作り直して、よりユーザーのためになる形への変更です。
ここで言う形とは、例えばウェブデザインであったり、サイト構成、内部リンク構造などが当たります。
また、ホームページの基本的な形式は、時代とともに変化します。
2010年ごろは非常に優れたホームページであっても、2022年では他のホームぺージのリニューアルをしてスタンダードが変わるため、必ずしも優れているとは言えないのです。
このようにリニューアルはユーザーのためのホームページへと変更するために行うものであり、どんなにSEOに強いホームページ制作が得意でも、SEO効果が高まるとは言い切れないです。
一から作り直しても問題は改善されないケースがある
今回の事例では、リニューアルをすれば、SEO効果が高まると信じられていましたが、実際には効果が高まる事例もあれば変わらない事例もあります。
それは、もともとのホームページがSEOをどれくらい考慮していたかになってきます。
SEO効果が出ていない理由を考えたときに、そのホームページを制作した会社なのかお客さまの運営法が問題なのかを明確にしていく必要があります。
今回の事例では、しっかりとSEOを考えたホームページが制作されていたので、ほぼほぼお客さまのサイト運営の行い方が間違っていたのです。
このようにSEOを考慮してホームページを制作している場合は、実はリニューアルを行ってもSEO効果だけを見たら、まったく成果が変わらないケースがあるのです。
現在SEO効果のためだけにリニューアルをご検討の方は、現在のホームページにSEO上の問題点がどれくらいあるのかを明確にしてから判断するようにしましょう。
このSEO上の問題点については、Webサイト制作会社やSEO会社であれば、無料または有料で調査してくれます。
お恥ずかしい話ですが、弊社を含めて、Webサイト制作会社は一般的に、他人が作ったホームページのあら捜しは得意になっています。
そしてその調査結果やレポートを見てから、本当にリニューアルをすべきかを検討してみてはいかがでしょうか。
SEOだけを実施する方が時間も予算も健全
今回はホームページリニューアルを止めたのですが、その最大の理由はもちろんリニューアルを行っても効果が出ない可能性があると言う点です。
もちろん、リニューアルをしてすべての問題点を解決することも可能ですが、この作業はリニューアルを行わなくても実施が可能です。
例えば弊社のホームページ制作で言えば、納期は3ヶ月、費用は100万円程度が多くなっています。
そして、さらにはクライアントさまのサイト運営が大きな原因になった場合にはそちらの改善用資料も作成するので、その分の費用も上乗せされます。
そのため、ざっくりとにはなりますが、150万円程度の予算と制作期間も1ヶ月追加して4ヶ月程度が必要になってくるのです。
リニューアルを行わなければ、納期が1ヶ月で50万円前後での対策が可能になっているので、SEOだけが希望であれば、リニューアルをする必要がないのです。
再三になりますが、リニューアルの目的はユーザー目線にすることです。
SEOだけであればチューニングで十分な可能性も高くなるので、これらを理解して検討や判断を行うようにしなくてはいけません。
ダメもとでSEO提案を実施
上記のような話を、ホームページ制作のヒアリング段階で説明した上で、弊社の提案はリニューアルではなく、SEOチューニングで良いかとご相談をして見ました。
結果、もし本当にリニューアルをしなくても検索順位が上がるのであれば、提案はOKとお返事をいただき、弊社はSEO提案に切り替えることとしました。
もちろんアイミツ相手になるWebサイト制作会社はリニューアルの提案をしていたと思うので、弊社との価格や納期の差が明確に出ていたようです。
また、当然ですが、どのWebサイト制作会社もSEOは考慮しますが、成果が出ると言い切る会社がいなかったとのことです。
そういった競合他社の中で、弊社だけが提案書で、現状のSEOの問題点とその根拠、さらには具体的な対策法を提案しています。
少し卑怯かもしれませんが、幸いにもリニューアルを辞めて、弊社にSEOチューニングをご依頼いただきました。
その結果、現在SEOチューニング作業中になっていて、事例ページが多いので、日々改善をお願いしているのですが、弊社がGRCで検索順位を見ていると、かなり検索順位が高まってます。
ホームページ制作時はしっかりとしたヒアリングが必須
今回の事例から、ホームページ制作のヒアリングはしっかりと行うべきであると本当に思いました。
恐らく弊社がリニューアルを提案していたら、お客さまの課題は達成できなかったと思いますし、クライアントさまは無駄に予算と時間だけを浪費する羽目になっていたと思われます。
もちろん、お客さまが悪いことではなく、もともとのホームページを制作したWebサイト制作会社から事例を更新すればSEO効果が上がると言われたそうです。
そのため、日々事例を更新し続けても、検索順位が上がらないので、ホームぺージの制作手法に問題があるのではないかと考えたみたいです。
ただ、コーディングやコンテンツ内容はそれほど問題がなく、一般的なホームページであったと思います。
そして弊社が調査した結果は、お客さまのサイト運営法に問題があり、さらにはグーグルサーチコンソールのデータを見ても問題が明白でした。
ホームページ制作の方が確かに弊社は利益が上がりますし、良いとは思いますが、しかしお客さまが本当に得をする提案を今後も徹底していこうと考えた事例になっていました。