- 2022.11.02
成約力とは?ホームページを制作しただけでは成果が出ない
これからホームページ制作をお考えの方に、まず知っていただきたい内容は、公開しただけ、あるいは集客対策だけでは成果が出ないという点です。
例えば集客力が高いホームページを制作できたとしても、成約力がなければ、訪れた見込み顧客が、そのまま離脱するだけになります。
そこで今回は、成果を出すホームページ制作で非常に重要になる成約についてご紹介をいたします。
ホームページの成約力とは
成約力とは、訪問者が適切に目的ページへに遷移する状態を言います。
ホームページ制作の目的は、あくまで成約数の獲得になっています。
しかし、この成約数を増やすには、集客力が必要になっていて、その作業は本当に大変な労力を伴っています。
例えば当社では、公開後には、ほぼすべての企業がSEOに取り組みます。
このSEOでは、グーグル曰く、SEO効果が出るまで4ヶ月から1年は必要だそうです。
もちろん公開後に、放置をしてではなく、最大1年間はサイト運営を毎日行った結果になっています。
実際に、当社ホームページ制作で言っても、1年間作業を継続するのは、かなり大変な労力が必要であり、多くの企業さまから、もう少し楽をできないかと相談をいただきます。
上記はSEOの例になっていますが、ツイッターやフェイスブック、インスタグラム、リンクトイン、グーグルビジネスプロフィールなど、ソーシャルメディアを活用した集客対策もあります。
このように集客と一言で言っても、さまざまなルートがあり、どこから人を集めるかを定めて、適切な対応が必要になります。
そして、膨大な対策量がありますが、実は通過点にすぎません。
ホームページ制作の目的は、あくまで成約数獲得です。
そして、その成約を得るには、集客が必要であり、そのために、まずは集客力を高めていて、ある程度高まれば、やっと対策を打てます。
では、具体的に、どういったものになるかと言うと、ユーザーニーズに応えれるホームページへと成長させる対策になっています。
Webサイト制作会社は、基本的には集客と成約を意識して、これまでの経験から、御社にとって最良のホームぺージを提案します。
しかし、それはWebサイト制作会社が過去に成功した経験として提案している内容であり、実際に御社サイトにマッチするかは別の話になっています。
このように、もちろんホームページ制作時に成約を意識するのは必須ですが、実はその提案が100%ユーザーニーズを満たし、最大化されるとは言えません。
では、どうすれば高めれるかと言うと、集客がある程度成功した後に、数値データ活用です。
この数値データとは、例えばアクセス解析ツールやヒートマップを利用して、実際に訪問した方の足跡確認が重要になっています。
例えば、あるウェブページに訪問した訪問者が、リンクなどを一切クリックせずに、ブラウザバックや×ボタンでホームページから離脱した分かったとします。
ここから先は、仮説になってしまいますが、以下を検討をします。
- 流入理由とニーズが合致していない
- 本文が低品質
- リンクがなかった
その他にもあると思いますが、これらを数値データを確認して、問題がある数値を明確にして対応すれば、成約力が高まっていきます。
具体的なデータとしては、コンバージョンレートになっていて、少しずつ高めれば、パーセンテージが向上していき、集客対策がより効果的なものへと成長します。
成約力を高めるホームページの集客対策
成約力を高めると言っても、闇雲な集客対策を実施してはいけません。
基本的には、当社が説明するのは、どこから人を集めるにしても、見込み顧客を集めなければ意味がありません。
例えば、当社であれば、ホームページ制作やSEOで困っている方を集客していきます。
そうすることで、訪れた訪問者の成約力が最大化されます。
ここで、趣味の釣りや読書などの訪問者を集めると、成果数は飛躍的に低下します。
そのため、集客ルートごとに、見込み顧客を集める具体的な対策を検討する必要があるのです。
例えば、SEOであれば、本文が評価されて検索順位が決定するので、ホームページ内にはビジネスに関連する内容以外は公開しない方が良いでしょう。
ソーシャルメディアであれば、ビジネスに関連するフォロワーを集めなくてはならず、やはり投稿内容はビジネスにした方が良いでしょう。
ただ、100%の投稿がビジネスに関する情報だとユーザーは飽きてしまう可能性があります。
そのため、10回のうち6回はビジネス、3回は半分ビジネスで半分遊び、1回は遊びみたいな配分で、投稿を行うことが重要です。
あくまで目的はビジネスに関する情報を得たいユーザーになっていますが、飽きてしまいフォロー解除される回避対策として、1割は遊びについて投稿が必要です。
そうして御社ビジネスに関連する見込み顧客だけに限定した集客によって、本当に高い成約力へと成長します。
ホームページの内部を改善して成約アップ
次にホームページ内部を改善して成約数をアップする方法があります。
ここでは大きく分けて2つポイントがあり、ホームページ制作時とサイト運営時になっています。
ホームページ制作時
まずホームページ制作時ですが、ここではクライアントウェブマスターとWebサイト制作会社の勘と経験に頼ります。
Webサイト制作会社はこれまでの経験から、本当に成約率が高いホームページをいくつも見てきたと思います。
そして、一緒に失敗した事例なども多く見ていて、経験値としては非常に高くなっています。
そしてその経験を活かして、クライアントへ提案が大切になっています。
もちろん、クライアントはその提出された仕組みが本当にユーザー目線になっているかをチェックして、そうではないと思ったら、Webサイト制作会社へ提案しなくてはなりません。
この作業は、実際にかなり重要になっていて、もちろん、過去の経験から効果的な対策は提案してくれると思いますが、御社にそれが最適かどうかは御社でなければ分かりません。
もちろん、クライアントが言う通りに改善するのではなく、改善内容を聞いて、もしその内容が少し違うものであれば、代替案を提案しなくてはなりません。
そうして、もちろんWebサイト制作会社の経験値や体制にもよりますが、本当に成約力が高いホームページへと成長します。
ここでのチェック作業は一切集客は考える必要がなく、ユーザーが見たときに、本当にお問い合わせをしたくなるや、別ページを見たくなるリンクであるかを中心にチェックしましょう。
サイト運営時
サイト運営時は、勘や経験に依存してはいけません。
アクセス解析を必ず導入して、数値データをもとに改善を行う必要があります。
当社では、公開をしたら、グーグルサーチコンソールとグーグルアナリティクスを実装しています。
グーグルサーチコンソールは検索結果での表示になり、集客ではないかと思われるかもしれませんが、実は成約力向上にも利用が可能です。
それは、各ウェブページで、上位表示キーワードを確認して、本当にそのウェブページでニーズを満たせるかを確認し、追記や削除、リライトを行う作業になります。
グーグルアナリティクスでは、主に平均エンゲージメント時間を確認し、短いページを発見します。
そして、実際のウェブページを目視で確認して、高める必要があるかを判断をし、高めなくてはならないウェブページを修正しています。
このように成約力を改善するには、数値データを確認していく必要があり、勘や経験で作業をしてしまうと、もともと効果的だったのに改悪してしまう可能性があります。
実際に、多くのクライアントがグーグルサーチコンソールは確認してもグーグルアナリティクスはチェックしないケースが多いです。
しかし、グーグルアナリティクスは、本当に有効な数値データを網羅していて、必ずチェックをしましょう。
正しい成約対策でホームページ制作は成果を出す
高い予算を出してホームページを制作するのであれば、成果を出したいと考えるのは一般的です。
しかし、実際に公開後に多くは、集客力ばかりに目が向いてしまい、成約対策を行わないケースがあります。
集客対策を永遠に行い続けるのは、労力的にも、効率的にもあまり良いとは言えません。
例えば、100人の訪問者がいて、1件の問い合わせが獲得できていたとしたら、成約率は1%です。
この数を10件に増やそうとすると、1,000人の訪問者数が必要で、900人くらいであれば努力で何とかなるかもしれません。
しかし、100件に増やそうとすると、10,000人の訪問者数が必要になっていて、その作業量は膨大になってきます。
そのため、あくまで目的は問い合わせ数増加であり、成約率も同時並行で高めれば、少ない訪問者数増加でも目的が達成できます。
当初は、集客力を向上が第一目標になってしまい、どうしても集客に目を向けてしまいがちです。
しかし、ある程度、人が集まれば、それ以上となると厳しくなるケースもあり、必ず成約力も検討しましょう。