セブンデザイン 成果を追求した大阪のホームページ制作会社

  • 2024.01.26

都道府県名でSEOに成功するにはホームページの情報量が重要

自分でホームページを制作した方からの依頼で、日本全国の都道府県と業種名のキーワードで上位表示を実現したいと相談を受けました。

複数のSEO会社やWeb制作会社にも相談したそうですが、「会社の所在地以外の都道府県名では上位表示ができない」と言われたそうです。

そのホームページは、現在では、日本全国の都道府県名と業種名のキーワードで高いSEO効果を得ることに成功したので、当ページでは、どのような考え方で対策を行ったのかを紹介します。

都道府県名でのSEOの考え方

【都道府県名 業種名】でSEOを行う場合に、会社の所在地になる都道府県でなければ、上位表示ができないことはありませんが、難易度は高くなります。

理由は、サーチエンジンがホームページを確認して、運営会社がどの地域にあるかで検索順位を決めているわけではなく、会社の所在地以外だと、本文で利用するキーワード数が足りなくなり、上位表示ができることがないからです。

そのため、簡単に言うと、各都道府県名を利用したページ数を増やせば十分に上位表示が可能になるのですが、そこで2点だけ気を付けることがあります。

1点目は、テンプレート箇所に都道府県名を増やしても効果がないという点です。

サーチエンジンは、テンプレートを認識することができるので、ホームページのすべてのページで同じ原稿を書いている箇所では0ではありませんが、その効果は弱くなってしまい、上位表示を実現することは難しいでしょう。

さらに、テンプレートに含めたことで、検索結果に出てくるケースもありますが、サーチエンジンは、検索結果ページでのクリック率も検索順位に影響を与えています。

すなわち、中途半端に検索結果に出てきてしまい、下位にランクインされてしまうと、クリックされることがなくなり、結果サイト全体の検索順位を落としてしまうので、テンプレートに全都道府県を含めることはおすすめできません。

次に、良質なコンテンツであることが重要です。

低品質なコンテンツを量産したり、すべてのページで同じ原稿を使って都道府県名だけを変更した文章だと、SEO効果を発揮することはできないどころか、GoogleからSEOスパムと判断されてしまい、逆にホームページの検索順位が上がらなくなります。

では次に、上記2点を意識して各都道府県名と業種名で上位表示を行った対策法を紹介します。

都道府県名でのSEOに成功したホームページの対策法

業種名のピックアップ

SEOの相談をいただいた後、初めに行ったのが、どのキーワードで上位表示を狙うのかの検討です。

基本は【都道府県名 業種名】になるのですが、業種名では、さまざまなキーワードが存在してきます。

具体的なキーワードだと、ホームページがバレてしまうので、害虫獣駆除会社を例に紹介します。

害虫駆除会社であれば、【害虫駆除 大阪】が基本になると思いますが、その他にも【ねずみ駆除 大阪】や【いたち駆除 大阪】などのキーワードも考えなければ、サーチエンジンから満足できる見込み顧客数を集客することができません。

このように、一言で業種名と言っても、ホームページに集客すべきキーワードは複数出てくると思うので、上位表示を狙っているキーワードをすべてリストアップしていただきました。

各ページで作成する内容の検討

すべての【都道府県名 業種名】で上位表示を行うためには、1ページ1ワードと定めて、その分だけページ数の作成が必要になります。

そのため、Excelを使って、各キーワードごとに作成するページのタイトルを定めていただいています。

ここでは、それほど複雑に考えなくてもよく、例えば、「大阪で成果が出るホームページを制作する方法」というページタイトルを作成すれば、「神戸で成果が出るホームページを制作する方法」というように地域名だけを変更したページタイトルでも問題ありません。

ただし、大阪と神戸で異なるコンテンツを作成しなくてはならないので、Excelに各ページのざっくりとした内容を記載していただくようにしています。

ここで絶対に行ってはならないのが、大阪のページを作成した後、大阪のページの原稿をコピー&ペーストして、大阪を神戸に変更するだけの対策です。

この対策は、一時的には検索順位が上がりますが、すぐにサーチエンジンにバレてしまい、ホームページのすべてのページの検索順位が落ちてしまう可能性が高くなります。

もちろん、まったく固有のものである必要はなく、多少は近い内容になっても問題はありませんが、固有を意識して掲載する内容を検討いただきました。

毎日の新規で良質な2ページを作成

ホームページの運営スケジュールとして、ウェブマスターと話し合った結果、土・日も休まず、良質な2ページの作成を行うことになり、1ヶ月で60ページの作成を行います。

もちろん、100%スケジュール通りには実行できていませんでしたが、それでも平日に対応ができなかった分は、土・日に追加で新規ページを作成しており、1ヶ月間で見ると60ページを達成することができています。

半年間の継続

毎日、良質な新規ページ作成を半年間継続いただくことで、大半のキーワードで上位表示を獲得することができました。

もともとの提案では、少しずつホームページの検索順位が向上していくと話をしていたのですが、多くのキーワードが100以下から上位表示を実現しています。

もちろん、上がらなかった都道府県名や業種名なども存在したので、お客さまはそれで満足をせずに、次は上がらなかったキーワードに関連する新規ページ作成だけに取り組む対策を行いました。

現在、ホームページのSEOをサポートし始めて2年目になるのですが、現在では、人口の多い都道府県名はすべてのキーワードで上位表示を実現しています。

そのため、現在では、2日に1ページの作成まで更新量を減らしており、今後は少しずつ更新頻度を減らしながら、週1にしたいとおっしゃられています。

突然、更新を辞めない理由は、更新頻度がSEOに良い影響を与えている可能性もあるため、検索順位を見ながら更新頻度を減らす対応を取られています。

まとめ

都道府県名でSEOに成功するには、ホームページの情報量が重要になります。

もちろん、闇雲に低品質なページを作成しても効果を得られませんが、良質を意識した新規ページを作成し続けていれば、会社の所在地ではない都道府県名でも上位表示を実現することが可能です。

日本全国の都道府県名と業種名で上位表示を狙っている方の参考になれば幸いです。