- 2021.03.29
ホームページ制作の見積書に月額費用があれば要注意
お客さまにホームページ制作の見積書を提出すると、「月額費用はいくらかかるの?」と確認されることがあります。
当社では、お客さまからの要望がない場合は、月額費用を提案することはなく、初期費用だけでホームページを制作して、公開後は、当社が運営法をレクチャーしたうえで、お客さま自身でホームページの管理を行っていただいています。
現在のホームページは、お客さまからの要望がない限りは、月額費用がなくても問題ありません。
当ページでは、Web制作会社の見積書に定額の月額費用が掲載されていた場合にお客さまが注意すべき点を紹介します。
ホームページ制作の見積書に月額があったら何をしてくれるかを確認
特に毎月何かをして欲しいと依頼をしていないのに、ホームページ制作の見積書に、月額費用があった場合は、その費用は何をしてもらう費用かを確認しましょう。
一般的によくある事例として、保守・管理費やデータベース維持費などの項目で月額5,000円くらいの見積りが含まれているケースがありますが、保守・管理やデータベース維持では何をしてくれるかを明確にしなくてはなりません。
これまで多くのホームページ制作を行ってきましたが、お客さまに保守・管理やデータベース維持が必要だと感じたことはありません。
これらの項目名は、Web制作会社であったとしても、何をする項目か分からない項目になっていて、一般的には何もしていないと感じます。
もちろん、データベース維持費は不明ですが、保守・管理費であれば、定期的にあるWordPressのバージョンアップを行っているや、PHPのバージョンアップにリアルタイムで対応したり、バックアップを取得しているというWeb制作会社もあると思います。
しかし、WordPressのバージョンアップは、大型アップデートだと年に多く見て4回程度、PHPのバージョンアップだと5年に1度くらいのペースです。
さらにバックアップの取得は、1クリックでできるので、お客さま自身でも十分に行える内容です。
また、最近は聞かなくなりましたが、昔のWeb制作会社の見積りでは、ホームページ管理費と言った何をしているのか分からない見積書の項目を含めている事例も多くありました。
すべてのWeb制作会社がお客さまを騙しているとは言いませんが、見積書の金額が適正かどうかを判断するために、月額費用があったら、何をしてくれる費用かを明確にするために確認だけは行うようにしましょう。
見積書の月額費用はお客さまが損することが多い
ホームページ制作の見積書に掲載されている月額費用の中に、月額2万円で軽微な修正を5回まで行うなどの運営代行の項目が含まれているケースがあります。
昨今のホームページはWordPressを実装して制作することが一般的なので、おそらくWeb制作会社に依頼をしても、年に2,3回あるかどうかです。
軽微な修正だと、当社の見積書では、5,000円前後が多くなっているのですが、年間3回行っても15,000円になり、お客さまが年間に支払っている金額は240,000円になるので大損をしています。
もちろん、すべてのWeb制作会社が提供する運営代行サービスが悪いとは思いませんが、Web制作会社も自社の売上に繋がるために、自社にもっとも都合の良い内容と金額を提案しています。
そのため、運営代行サービスなどは、お客さまが損をしてしまうことが多い項目になっており、具体的に軽微とはどこまでのことなのかや、公開後にホームページ運営をどれくらいの頻度で依頼するかを明確にしたうえで判断していくことが大切です。
まとめ
ホームページ制作の見積書に月額費用があった場合にお客さまが注意すべきポイントを紹介しました。
一般的に、ホームページは月額費用をいただかなくても、安心で安全な運用を行うことが可能で、実際に当社のホームページ制作では100%のお客さまに月額費用をいただいていませんが、トラブルのない運用や高い成果を実現できています。
ホームページ制作の見積書を確認中の方は、月額費用がある場合は、何をしてくれる費用になるのかや、自社にとって必要なのかを今一度検討するようにしましょう。