セブンデザイン 成果を追求した大阪のホームページ制作会社

  • 2024.01.19

制作実績に見るホームページのコーディングとSEO効果

昨今のSEOでは、ホームページのコーディングは影響がないと言われるのが一般的で、重要なのはコンテンツの品質と言われています。

しかし、2013年ごろに当社が制作したホームページで、2023年に別のWeb制作会社がリニューアルしたところ、大きく検索順位を落としている事例がありました。

当ページでは、検索順位が落ちたホームページが行ったリニューアル法や、当社の意見ですが、なぜ検索順位が落ちてしまったのかを紹介します。

リニューアル前のホームページのSEO効果

社名やURLは非公開ですが、メーカーサイトになり、リニューアル前のホームページのSEO効果は高くなっていました。

2013年2月ごろに当社がホームページを制作して、2013年10月ごろのSEO効果は、【業種名】はもちろん、【言い換えの業種名】、【提供サービスの名称】など、見込み顧客が検索するであろう多くのキーワードで3位以内を獲得していました。

さらに、ホームページの更新頻度は低く、年に新着情報を10ページほど作成するだけです。

訪問者数は、SEOだけで、月に10,000人程度を集客しており、SNSからのアクセスも含めて問い合わせ数は100本ほどを獲得している状態でした。

高いSEO成果を出すことに成功していましたが、印刷会社からの紹介案件になっており、印刷会社とクライアントは、ホームページ以外の取引がなくなっていました。

そのため、2023年のリニューアルは、当社にも声はかけていただいていましたが、代理店がそこまで乗り気ではなかったので、当社も、お客さまから強い希望があればリニューアルのコンペに参加するけれども、希望がなければ別のWeb制作会社に依頼して欲しいと伝えていました。

結果、当社ではなく別のWeb制作会社にリニューアルの発注をされています。

制作実績のホームページが行ったリニューアル法

先日、ホームページを確認したところ、Web制作会社が行ったリニューアル法は、SEO効果をキープあるいは向上させるための対策になり、正しい方法でリニューアルを行っていました。

URLの変更をしない

ホームページを確認すると、当社が制作したときと、まったく同じURLを利用されていました。

ホームページリニューアルのSEOでは、変更するURLのページ数を少なくすることが大切になるので、正攻法になっていると思います。

ページタイトルやメタディスクリプションも同じ

ページタイトルやメタディスクリプションは、当社が作成したものをそのまま利用されています。

もともとがホームページのSEO効果が高かったので、下手に変更して検索順位を落としてしまうよりも、今の状態のまま利用した方が無難だと判断された結果と思います。

コンテンツを削除しておらず追加していた

コンテンツが削除された形跡が見当たらず、当社がホームページを制作して約10年が経過しているので、追加されたコンテンツは多く見られました。

当社の意見として検索順位が落ちた理由

リニューアル後のホームページを見たところ、コンテンツやURLの変更はなく、デザインのリニューアルに近いイメージを持ちました。

しかし、【言い換えの業種名】での検索順位はリニューアル前から5位くらい落ちただけなのでまだ1ページ目ですが、【業種名】や【提供サービスの名称】など、他のキーワードは、20位から50位になっていました。

リニューアル前の情報しか分かりませんが、もともと【言い換えの業種名】で検索する訪問者数は、月間で1,000人くらいになっていたので、9,000人ほどの訪問者を失っている可能性があります。

また、問い合わせ数もおそらく激減していることが予測されます。

お客さまから依頼されたわけでもありませんし、FTPや分析ツールもアクセスができないので、正確な分析結果ではありませんが、恐らくぱっと見で言うと、ホームページのコードが煩雑になっていることが原因です。

もともとが、ホームページの更新システムをフルスクラッチで開発していましたが、現在はWordPressが実装されています。

デフォルトのWordPressのソースコードには、多くの不要なタグが含まれているのですが、それらを削除せずにソースコードとして吐き出し、さらにデザインや検索システムのソースコードも、HTMLに記載されています。

これがホームページの検索順位を落とした原因と考えられ、サーチエンジンはソースコードを見て検索順位を決定しているので、煩雑であるほど、間違えた認識をされる可能性が高くなります。

もちろん、FTPや分析ツールにアクセスしなければ、あくまで予測の範囲を超えませんが、メーカーサイトになるので、ページ数が多いホームページであり、さまざまなページで少しずつ間違えた認識を行われた結果、ホームページの検索順位が下がったと感じます。

まとめ

当社が制作したホームページを、別のWeb制作会社がリニューアルしたところ、URLやコンテンツを変更していないのに、検索順位が下がってしまった事例を紹介しました。

もちろん、紹介したホームページの検索順位が落ちた理由は、当社の意見にはなっており、詳細は不明ですが、可能性としては高いと言わざるを得ません。

現在、ホームページ制作を検討中の方は、Web制作会社の選定を行う際には、ソースコードの記述法も含めた判断を行うために、コーディングで意識しているポイントを確認するようにしましょう。