- 2024.04.19
店舗型企業がポータルサイトではなくホームページを制作した方が良い理由
飲食店やサロン、美容室などの店舗型企業では、ホームページを制作せずにポータルサイトを利用されるケースが多くあります。
しかし、昨今では、店舗型企業であったとしても、ホームページを制作するケースが増えています。
当ページでは、なぜ店舗型企業が、ポータルサイトではなく、ホームページ制作を行うことが増えてきたのかについて紹介します。
店舗型企業がホームページを制作する理由
ポータルサイトの利用者数が減少傾向
昨今、ポータルサイトのユーザー数の減少傾向が見られます。
飲食店のポータルサイトに限っていますが、株式会社TableCheckの第3回グルメサイト意識調査によると、2020年と2022年の比較として、ポータルサイトを信用していない層が、26.1%から30.4%に向上しており、その傾向は年々高くなっています。
なぜ、ポータルサイトの信頼性が落ちているかと言うと、当社の予測ではありますが、テンプレートが定まっているポータルサイトでは、適切な情報発信を行えないという点が大きいのではないかと思っています。
さらに、ニュースなどにも取り上げられていますが、ポータルサイトにある評価点数の信頼性にも疑問が生まれてしまったため、ユーザーはポータルサイトを信頼できなくなっており、ユーザー離れが起こってしまいました。
飲食店に限らず、ユーザーのポータルサイト離れは、すべての店舗型企業にも影響を与えており、単にポータルサイトに情報を掲載するだけでは、十分な成果を出せない時代になったのです。
ポータルサイトは費用対効果が低い企業が多い
ポータルサイトに店舗型企業が登録することで、ポータルサイトユーザー数が多いほど、予約件数を増やせると考えることが一般的です。
しかし、ポータルサイトに登録している店舗型企業数が多くなってしまったため、ポータルサイト内での競争が生まれてしまい、費用対効果が低い企業が多く存在してしまっています。
ポータルサイトへの登録は、決して安いものではなく、月額数万円もの予算が必要になっており、多くの同業他社がポータルサイトに掲載をしていると、月額費用を払ってもまったく予約がないという事態に陥る可能性があるのです。
また、ポータルサイトもビジネスとして運営されているので、当然予算を出している企業を優先的には表示させており、すなわち複数店舗を運営している企業ほど登録している店舗数が多いので、優先的にポータルサイト内で紹介されてしまいます。
その結果、ポータルサイトは登録店舗数こそ多いですが、その大半が十分な予約件数を獲得できておらず、費用対効果の低い対策となっているのです。
ホームページであれば、月額費用がかからず、自社で運営を頑張れば、成果を出すことが可能になるので、費用対効果の最大化を狙うことが可能です。
ホームページの自由度が高いから
ポータルサイトには、入力できる内容や画像枚数の上限など、さまざまな制約があります。
そのため、一般的に自社の魅力や特徴を十分に打ち出すことが難しくなっており、ポータルサイトのテンプレート内でコンテンツを作成しなくてはなりません。
すなわち、競合他社との差別化が行いづらくなっており、店舗の住所や知名度などが大きく予約数に影響を与えてしまう結果になります。
しかし、ホームページでは、作成するページやデザイン、レイアウトなどを自由に設定することができるので、ライバルサイトと差別化することができ、十分に魅力を打ち出すことが可能です。
ポータルサイトはニーズを持っている人しか訪問しない
ポータルサイトはニーズを持っている訪問者を集めることができますが、潜在ニーズを持っているユーザーを集めることができません。
例えば、美容室であれば、大阪市都島区で散髪をしたいと考えている方を集客できる可能性はありますが、おしゃれになりたいと考えている方に対するアプローチを行うことができないのです。
すなわち、上限が決まっている見込み顧客数をポータルサイトに掲載している店舗型企業が奪い合う必要があるのです。
そのため、結果として、知名度が低い店舗型企業にとっては、費用対効果が低くなる可能性が高くなっており、ホームページの方がニーズを持っている訪問者はもちろん、潜在ニーズを持つユーザーに対してもアプローチが行えるのです。
まとめ
店舗型企業で、ポータルサイトではなくホームページを制作することが多い理由を紹介しました。
昨今では、ポータルサイトユーザー数が減少傾向が見られており、今後ポータルサイトは大きく形式を変えてくる可能性がありますが、もし現状のまま進んでいけば、ポータルサイトに掲載するメリットがほとんどなくなってしまいます。
店舗型企業で、ホームページかポータルサイトかでお悩みの方の参考になれば幸いです。