- 2022.09.20
被リンク精査法!本来あるべき検索順位のホームページへ
昨今、グーグル側で低品質な被リンクを無効化する仕様になっていて、ホームページ制作後に提案を行うケースはほとんどありません。
ただ、グーグル側で自動で行っているからと言って、100%信頼すると言うのはまた別の話になっていて、自分でも、ある程度は対策する必要があります。
そこで今回は、SEO業者ではなく、あくまでWebサイト制作会社として、本来あるべき検索順位とするための被リンクの精査法についてご紹介をしたいと思います。
ホームページの被リンク精査を行う
SEO業者であれば、優れたツールを使って被リンク精査を行うかもしれません。
しかし、当社はWebサイト制作会社であり、有料ツールの契約もしておりませんし、無料の精査ツールなども知りません。
そのため、かなり企業ウェブマスターさまの感覚によるものが大きくなっており、もし精査で判断がつかなければ、否認しないと言うのが前提になります。
では、具体的に精査で行う内容をご紹介します。
昨今のグーグルは、被リンクに対して、かなり厳しいチェックを入れ無効化していて、ホームページ制作後に提案するケースはほとんどありません。
しかし、グーグルが厳しいチェックをしているとしても、100%ではありませんので、もしサイト運営時間に余裕があれば、行っても良い内容になっています。
まず、精査では、ホームページについた低品質なものを発見しましょう。
低品質とは、情報提供側としては、非常に便利な言葉です。
要は、読んだままで、品質が低いという意味になってきますが、何が品質が低くて、何が高いのかは、読者の感覚によるものになります。
そのため、当社ではホームページ制作後に、低品質なものを見つけてくださいとは提案しておらず、具体的にお伝えをしています。
では、リニューアル時やサイト運営時にお伝えしている内容をご紹介いたします。
被リンクの精査法
昨今のホームページ制作では、グーグルが非常に厳しい目で被リンクチェックをして無効化していて、あまり役に立たない可能性があります。
ただ、日々SEO作業を行っているのに検索順位が上がらないとお悩みの場合は、一度試しても良いと思われます。
グーグルサーチコンソールのリンクをチェック
グーグルサーチコンソールのリンクを確認して、どんなホームページから被リンクを獲得しているかをチェックします。
基本的には、精査で利用するチェック法としては、グーグルサーチコンソールだけで問題ありません。
と言うのも、実際に2015年ごろだったと思いますが、当社で、被リンクの精査を行おうと、ahrefsなどのツールを利用した経験があります。
グーグルサーチコンソールには表示されないけれども、ahrefsには表示されている場合、基本的にはグーグルの検索順位に反映されていないと思われます。
もちろん、100%ではなく、もしお客さまがすでにahrefsを契約されているのであれば、利用をするのも良いかもしれません。
ただ、これから新規で契約を行いチェックするまでは必要がないと思います。
上記のように、弊社では、ホームページを制作したら、ほぼ100%Webサイト制作会社が導入してくれるグーグルサーチコンソールだけを利用しています。
では、具体的にどこは駄目で、どこからであれば良いかをご紹介します。
ただし、もし、以下を閲覧後、被リンク精査を行っていて、判断がつかない場合は、最終的な否認は必要がありません。
被リンクの効果は非常に高く、グーグルが評価しているものを否認すると、一気に検索順位が落ちる可能性があります。
あきらかなスパムサイト
明らかなスパムサイトをリストアップしましょう。
ここで言うスパムサイトとは、被リンクを掲載しているページを閲覧して、それが自分のホームページの内容を100%一致する場合、否認対象になってきます。
2022 年9月15日のグーグルポリシーオフィスアワーの外部リンクはサイトに悪影響を及ぼすのかで紹介されている内容があります。
こちらを見ると、100%一致するホームページを制作するケースが本当に多くなっているみたいです。
実際に当社サイトも、上位表示しているページすべてがコピー&ペーストをされており、内部リンクはすべて当社サイトへのリンクとしてカウントされておりました。
ただ、上記グーグルポリシーオフィスアワーを見ると、ほぼ間違いなくグーグルに検知され、そして無効化されているとの話です。
そのため、ホームページを制作すれば、こんなリスクは絶対に存在していると思って、諦めて良いと思われます。
ただ、一応否認しておくべきであると思われるので、必ずこれらを発見したら、エクセルなどでURLをメモしていきましょう。
関連性が低いページ
判断が非常に難しいのが、関連性がないケースです。
例えば、釣り具の紹介をしているページに、まったく関係がない当社サイトから発リンクをしたとしても、低品質であると認識されています。
ただ、一点だけ注意点があり、それは設置している上下の文章とホームページとの関連性です。
ページ自体は関連性がなかったとしても、実は上下の文章が関連していれば評価してくれている可能性もあります。
そのため、ここでの判断は、元のページがしっかりと手間暇をかけて作られているかで判断をすると良いでしょう。
例えば、内容自体は、釣り具の紹介なのに、いきなりホームページ制作と言う単語が出てきて、自社サイトにリンクを掲載している場合は、関連性が低いと言わざるを得ません。
そのため、あくまで自然に設置されている前提で各ページをチェックする必要があります。
リンク目的のホームページ
リンク集みたいなサイトは、低品質と判断をしても良いと思われます。
実は、グーグルはペンギンアップデートという被リンクに関するアルゴリズムアップデートを開催していて、それ以降、リンク集サイトは、ほぼ壊滅しております。
ただ、0になったわけではなく、日本国内でも数サイトと残っていますし、海外サイトなどでは結構な数がまだ存在しています。
そのため、精査を行う際には、そのホームページが本当にユーザーにとって便利なものかどうかを検討しましょう。
低品質なビジュアルをしていれば、検索順位に悪影響あるいはグーグル側で無効化対象になっている可能性が非常に高くなってきます。
海外サイト
めちゃくちゃ判断が難しいのが海外サイトです。
2020年前後であれば、海外サイトからの被リンクはすべて無効化すると言うのが一般論でした。
しかし、現在は海外の言語で制作されたホームページからであっても、グーグルは翻訳精度が向上していて、一概に悪とは言えなくなっています。
企業ウェブマスターさまができる対策としては、グーグルクロームなどの翻訳機能を利用して、閲覧してみることになっています。
そして、作成された原稿を一通り読んでみて、本当に意味があるページからかどうかを判断して、意味がなければ、精査完了後の否認ページとなってきます。
ただ、この海外サイトは言語が違い、判断が非常に難しく、明らかなスパムサイトでなければ、無視しても良いかもしれません。
被リンク精査後に否認を
上記で、被リンク精査をして、低品質なものをリストアップした後、これらの低品質だと思われるものをすべて否認しましょう。
リンク否認ツールの使い方はこちらからご覧ください。
ここで一点だけ注意点があり、それは、否認後の検索順位をチェックすることです。
グーグル自体も言っていますが、否認ツールは非常に強力なツールになっていて、良かれと思って設定をしたとしても、実は御社サイトにはマイナス影響があるリスクを伴います。
そのため、否認後、1週間は毎日検索順位を計測しましょう。
ここで計測すべきは、トップページだけではなく、重要になる成約とSEOを狙っている集客ページのすべてです。
もし、検索順位が落ちてしまえば、否認の解除を行えば、元の状態に近い検索順位戻すことが可能になるので、なるべく毎日計測しましょう。
被リンク精査はホームページ制作では不要かも
昨今のホームページ制作では、被リンクについて一切提案しなくなりました。
それは、グーグルが、コンテンツを重視し始めていて、実際当社のホームページ制作実績の企業さまでも、被リンクが0本に近い状態でも上位表示ができております。
そのため、基本的にはグーグルの判断に任せても良いのではないかと当社では考えております。
この精査を行う時間を、コンテンツ作成に回すことで、より良質なホームページへと成長させることが可能です。
もちろん、行うなと言う意味ではありませんが、グーグルに任せても良いと判断ができます。
リンク否認ツールは、検索順位への影響も大きく、さらにはグーグル自体が低品質は自動的に無効化してくれていて、昨今では精査をする必要もなくなっていると感じています。
そのため、もし、精査を行いそして否認する場合は、必ず検索順位の計測もセットで行うようにしましょう。