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  • 2023.09.10

被リンクSEO業者に依頼するデメリット

被リンクSEO業者のリスク解説:ホームページ制作視点からの警告

ホームページのSEO対策は、企業やブランドのオンライン可視性を高めるための鍵となる要素です。その中でも、「被リンク」は特に注目される要素の一つです。しかし、被リンクSEO業者に依頼することは、必ずしも最適な方法とは限りません。当社のホームページ制作プロジェクトの中で、実際に被リンクSEO業者に依頼した結果、予期せぬデメリットに直面したクライアントも存在します。このページでは、ホームページ制作の観点から、被リンクSEO業者に依頼する際の潜在的なリスクについて解説します。正しい知識と情報を手に、賢明な選択をしていただきたいと思います。

被リンクSEO業者とは

被リンクSEO業者とは、ホームページの検索順位を向上させるために、他のウェブサイトからのリンク(被リンク)を増やすサービスを提供する専門家のことを指します。これは、サーチエンジンがウェブページの評価を行う際に、他のウェブサイトからどれだけのリンクが参照されているかを重要な指標の一つとして考慮しているためです。

過去、多くのウェブマスターやホームページ制作会社は、被リンクSEO業者に依頼することで、サーチエンジンの上位表示を目指していました。その効果は確かにあり、多くの企業ホームページが驚くほどの順位上昇を実現していました。しかしこれは、必ずしもユーザーにとって有益な情報を提供するホームページが上位表示されるわけではなく、単に被リンクの数が多いサイトが優遇されるという状態でした。

この状態を憂慮した主要なサーチエンジン、特にグーグルは、品質の低い被リンクや人工的に増やされたリンクをペナルティ対象とするアルゴリズムアップデートを行いました。この中でも、特に2015年の「ペンギンアップデート」は大きな変革をもたらしました。このアップデートにより、質の低い被リンクを大量に持つホームページや、制作時に品質を考慮しないホームページは検索順位が大幅に下がる事態となりました。

結果として、多くの企業がその影響を受け、事業変更や倒産に追い込まれるケースも少なくありませんでした。しかしながら、2022年現在でも一部の被リンクSEO業者は存続しており、その手法やアプローチは変わりつつも、引き続きホームページ制作において重要な要素として認識されています。

被リンクSEO業者に依頼するデメリット

コストが高い

被リンクSEO業者に依頼することには多くのデメリットが存在しますが、その中でも「コストが高い」という問題は特に顕著です。ホームページ制作の際の予算割り振りは、企業にとって非常に重要な決定の一つですが、この高コストの問題はしばしば頭痛の種となります。

初期的に100万円近いコストがかかる場合も少なくありません。 この100万円を適切にホームページ制作会社に投資すれば、SEOのランキングを高めるための施策や、サテライトサイトの制作など、様々なサービスを利用できる可能性が広がります。高額な投資を考えると、成果が見込めない場合のリスクも大きく、多くのクライアントにとっては大きな痛手となります。

特に被リンクSEO業者が提案する料金体系には、初期費用、月額料金、そして成果報酬の3つが一般的です。その中でも、成果報酬タイプは、キーワードのランキングに応じて費用が発生するという契約が多いため、想定以上のコストが発生する可能性があります。

また、成果報酬制の契約を終了した際に、獲得した被リンクが取り外されるリスクも無視できません。これにより、一時的に高まった検索順位が急速に低下することも。一方で、ホームページ制作を本格的に取り組むと、継続的なSEO効果を享受することが可能です。

総じて、被リンクSEO業者への依頼は高コストが伴うだけでなく、その後の継続的なサポートやリスクも考慮しなければなりません。ホームページ制作に投資することで、より持続的で安定した成果を期待することができるでしょう。

効果がない可能性が高い

被リンクSEO業者に依頼する際、最大の懸念事項は「効果がない可能性が高い」という点です。ホームページ制作を行ってきた当社の経験からも、被リンクの効果については疑問の声が多く上がっています。それにはいくつかの理由があります。

まず、最近の検索エンジンのアルゴリズムは、単に多くの被リンクを持っているだけのサイトよりも、質の高いコンテンツを持つサイトを評価する傾向にあります。これは、ユーザーの実際のニーズを満たす情報提供を重視しているためです。したがって、コンテンツ作成とその質がSEOにおける最も重要な要素であると言えます。

その上、被リンクの質が低い、または関連性のないリンクが多い場合、逆にペナルティのリスクが高まる可能性も。このようなリスクを冒してまで、被リンクを増やす意義は見当たらないのです。

実際、当社でもホームページ制作後の被リンク対策として、品質を意識した無料ブログを設立してみましたが、その効果はほとんど感じられませんでした。この経験を踏まえ、被リンクの効果を狙うよりも、ホームページ制作における質の高いコンテンツ作成や、ユーザーの実際のニーズに応える情報提供に注力すべきだと考えています。

もちろん、成果報酬ベースでの被リンク対策ならば、リスクは少なくなるかもしれません。しかし、そうでない場合、投資とリターンのバランスを良く考慮する必要があります。被リンクの効果が不確実である今、より確実なホームページ制作とコンテンツの充実に資源を割くべきと、当社は提案します。

サーチコンソールが見づらくなる

被リンクSEO業者に依頼する際のデメリットとして、サーチコンソールの見た目の問題点は意外と重要です。サーチコンソールは、ホームページ制作後のSEO対策において、その効果を確認するための重要なツールです。このツールの使いやすさや見た目のクリアさは、実際の作業効率やデータ分析の精度に直結します。

ホームページ制作後、当社はお客様に対してサーチコンソールの無料サポートを提供しています。このサポートの過程で、被リンクSEO業者に依頼をしているクライアントのサーチコンソールのデータが複雑になることを度々確認しています。具体的には、被リンクの質や数の増減、不自然なリンクの発生など、通常のサーチコンソールのデータとは異なる動きが見られます。

このような状況下での分析は、非常に時間がかかるだけでなく、正確な原因の特定も難しくなります。例えば、サイトのランキングが下がった場合、それが被リンクの影響なのか、それとも他の要因が関係しているのかを特定するのが難しくなります。

さらに、普段サーチコンソールを頻繁に利用しない企業であれば、この問題は表面化しづらいかもしれません。しかし、本格的にSEOを意識して取り組んでいる企業や、ホームページ制作におけるSEOの最適化を目指す当社のような会社にとっては、この問題は大きなデメリットとなり得ます。

総じて、被リンクSEO業者の利用は、短期的な効果を求める場合や特定の目的がある場合を除き、中長期的なSEO戦略の観点からは注意が必要です。ホームページ制作後の安定したSEO対策を続けるためには、自社のリソースや専門の業者との連携をより深く、かつ戦略的に進めることが推奨されます。

まとめ

被リンクSEO業者に依頼する選択は、一見魅力的に見えるかもしれませんが、持続的なSEOの効果を目指すならば、それに頼るのではなく、質の高いコンテンツ作成に注力することが不可欠です。特に、ホームページ制作の後の継続的な運営において、コンテンツのクオリティはそのサイトの価値を大きく左右します。

現代のサーチエンジンは、ユーザーにとっての有益性や満足度を最優先としています。このため、ホームページ制作後も、コンテンツの質や量、そしてそれらがどれほどユーザーの求める情報を満たしているかが、検索順位の決定要因となります。もちろん、ただ量を増やすだけでは意味がなく、それぞれのコンテンツが高品質である必要があります。

例えば、当社がツイッターやフェイスブックといったソーシャルメディアを通じてキャッチした情報によれば、将来的にサーチエンジンは、コンテンツの品質のみでサイトのランキングを決定したいとの方針が明らかにされています。この動きは、ユーザー体験の向上を目指すものであり、これを踏まえると、検索順位を追い求めるだけの戦略は短絡的であると言えます。

ユーザーを第一に考え、彼らが求める情報やサービスを提供すること。これがホームページ制作後の最も重要なタスクとなります。検索エンジンのランキングも、その結果として自然と上昇するはずです。結局のところ、真にユーザーフレンドリーなサイトを制作・運営することが、最も効果的なSEO対策となるのです。