- 2024.01.14
ホームページのリンク切れとSEO効果の関係性
ホームページを運営しているとリンク切れが発生する恐れがあります。
先日、制作実績のお客さまから、「リンク切れがあるホームページは、SEOで大きなマイナスを受けている?」という質問がありました。
当ページでは、お客さまに説明したホームページのリンク切れが与えるSEO効果について紹介します。
リンク切れとは
リンク切れとは、ホームページに設置したリンク先のページが削除されてしまい、404 NOT FOUNDになることを言い、訪問者にとって意味のないリンクのことを言います。
リンク先ページを削除したとしても、301リダイレクトを行っている場合であれば、訪問者もサーチエンジンも関連ページに転送させるので、リンク切れにはなりません。
リンク切れが発生するパターンは、内部リンクと外部のホームページへのリンクの2つがあります。
まず、内部リンクの場合は、ホームページの情報を整理する際に、リダイレクトをせずにページを削除することで発生してしまいます。
昨今のホームページで成果を出すためには、サイト全体で品質を高めることが重要になるので、低品質なページを削除している企業も多いと思いますが、301リダイレクトを行わずにページを削除する際には、内部リンクがないかを確認してから削除しなくてはリンク切れになります。
次に、外部のホームページにリンクをしている場合は、ページが削除されたり、サイト自体が閉鎖されるとリンク切れが発生します。
このリンク切れは、御社ではどうしようもできないものになっているので、定期的に自社サイト内を確認して、リンクが存在しているかの調査を行う必要があります。
リンク切れが発生していると、ユーザー満足度の低下に繋がる恐れがあるので、SEOだけではなく、ホームページの成果でも、定期的なチェックが必要と言えます。
リンク切れがあるホームページのSEOへの影響
制作実績のホームページから、「リンク切れがあるホームページはSEO効果が出ないのか」と質問を受け、その際に説明したリンク切れがもたらすSEOへの影響を紹介します。
数が多いと検索順位が下がる
リンク切れの数が多いホームページは検索順位が下がります。
リンク切れが発生していることが原因ではなく、ユーザーエクスペリエンスの低下から、サーチエンジンに、「このホームページは信頼性が低い」と思われて、サイト全体の検索順位が落とされます。
そのため、自社サイトなら内部リンクがあるかを確認してからページを削除しましょう。
外部サイトでは、御社ではどうしようもないので、リンク切れが発生することもありますが、数が少ない場合は、それほど気にする必要はないでしょう。
ユーザーエクスペリエンスに影響を与えるほどのリンク切れがあると言うのは、相当数の数がないと影響が出ず、そこまで多くの外部サイトにリンクを掲載することは滅多にないと思います。
そのため、ウェブマスターは、ホームページのリンク切れが多いと検索順位が下がってしまうけれども、余程多くない限りは大した影響はないと理解しましょう。
ユーザーが利用するリンクが切れているとユーザー満足度が低下する
ユーザーがよく利用するリンクが切れていると、ユーザー満足度の低下に繋がります。
満足度が低下したユーザーは、ホームページから離脱する可能性が高くなるので、そこでブラウザバックなどによって、サーチエンジンに戻られてしまうと、SEO効果が下がるリスクがあります。
年々サーチエンジンは、テクニックによるSEOではなく、ユーザー行動によってSEO評価を行おうと考えています。
ユーザー行動においては、ホームページの内部の動きではなく、サーチエンジンの検索結果ページでの動きになります。
例えば、1位表示されているのに2位のページよりもクリック数が少ないや、クリック数は多いけれども大半のユーザーがブラウザバックでサーチエンジンに戻ってくると、検索順位が下がる可能性が高いです。
そのため、ウェブマスターは、定期的にホームページにリンク切れがないかをチェックすることが重要で、リンク切れがある場合は、適切なページにリンクをし直す必要があります。
まとめ
リンク切れが与えるSEO効果を紹介しました。
ホームページは1ページで完結するものではなく、自社サイトの複数ページや、状況次第では外部サイトへのリンクも使うことでユーザーが満足できるホームページとなります。
そのため、リンクは設置した方が良いですが、リンク切れはユーザー満足度の低下から、SEO効果を落とす可能性があります。
ただし、リアルタイムでリンク切れがないかをチェックすることはできないので、定期的にホームページの見直しを行い、リンク切れがないかを確認しましょう。