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- 2022.05.28
WebPとSEO!対応ブラウザが増えホームページ制作では必須になるかも
1,2年前からWebPを利用したホームページの数が増えたと思います。
WebPはグーグルが開発した画像のフォーマット形式になっていて、画像をWebPにすれば、グーグルのPageSpeed Insightsで表示速度が最適化されて点数が向上します。
PageSpeed Insightsで表示される点数は、SSL化と同様で、同じSEO評価のウェブページがあった場合に、点数が高いウェブページが上位表示される程度です。
しかし、多くの会社では、SEOに力を入れていると思うので、たとえ1つ検索順位が上がるだけでも対応したいと考えられ、一気に普及しました。
もともと弊社では、対応ブラウザ数が少ないことから、WebPはおすすめしていなかったのですが、最近はWebPを利用したホームページ制作を行うケースが増えてきました。
WebPとは
WebPとは、圧縮率が非常に高い画像形式を言い、ファイル名は〇〇.webpになります。
最大の特徴は、グーグルが開発した画像形式になっていて、例えば、JPGをWebPに変換しても、品質がほとんど落ちずに、軽量化ができるメリットがあります。
2010年に開発された画像形式になっていて、当時はほとんどのウェブブラウザで対応していませんでした。
しかし、2022年においては、ほとんどのウェブブラウザが対応しています。
弊社が把握しているだけで、主要なウェブブラウザのグーグルクロームとエッジ、ファイヤーフォックス、サファリ、オペラ、タブレット、スマートフォンはすべて対応しています。
これまでWebサイト制作会社が制作するホームページでは、WebPの利用は敬遠されていましたが、最近はほとんどのウェブブラウザが対応しているので、急速に普及していくと思われます。
最近では、楽天市場やディノス、ニトリ、日経電子版、読売新聞オンラインなどの大手ホームページも、少しずつWebPへの対応が進んでいます。
WebP対応ブラウザが多くなった
弊社も今年に入ってからですが、半分以上のホームページ制作でWebPを利用しています。
ただ、現状では半分程度で理由は以下になります。
- 主要なウェブブラウザはWebPに対応
- まだ対応していないウェブブラウザがある
- 機種の対応も完了したと思う
- WebPにしても飛躍的に検索順位が上がらない
- ホームページ制作費が上がるケースもある
このように、主要なウェブブラウザであるグーグルクロームとエッジ、ファイヤーフォックス、サファリ、オペラ、タブレット、スマートフォンは、すべてWebPに対応しています。
そのため、弊社でも、WebPでのホームページ制作を行うケースが増えました。
ただ、現状ですべてのホームページ制作で対応しなくてはいけないかと言うと、そこまでではないと思っています。
その理由は、WebPへの変換は、画像枚数が多いと、多少時間がかかるので、ホームページ制作費が高くなってしまう可能性があります。
ホームページ制作の予算を1円でも下げたいというご要望があれば、WebPへの変換は行っておらず、JPGやPING、GIF画像にしています。
さらに、SEO効果はそれほど高いものではなく、先述している通り、同じSEO評価のウェブページがあった場合に、WebPのウェブページが上位に表示される程度です。
そのため、基本的にはホームページ制作料金とのバランスで決定しています。
WebPへの変換方法
これからホームページを制作される場合は、Webサイト制作会社にWebPでホームページを制作してもらいましょう。
すでにホームページを公開している場合は、いくつかの変換方法があるのですが、弊社でおすすめするのは、グーグルの画像圧縮ツールsquooshです。
squooshでは、JPGなどの画像をドラッグ&ドロップして、CompressでWebPを選択します。
そして一番左したのダウンロードアイコンをクリックすれば、変換が完了です。
ただし、squooshでは、1点だけ問題があり、それは1枚ずつしか変換ができないことになります。
一式で変更したいと言う場合は、サルワカどうぐ箱の画像をWebPに変換などの無料ツールを利用したり、フォトショップをご利用の方はプラグインも提供されています。
ただ、個人的には一気に変換しなくても良いと思っていて、SEO効果がそこまで高くないので、のんびりとsquooshを使ってミスなく変換していく方が良いと思います。
一番駄目なのが、WebPに変換して、ソースコードの拡張子を.webpに変更する際に、記述を間違えてしまうパターンです。
そうなると、ホームページ閲覧者の利便性を損なうだけなので、一気に行うよりも、確実に1枚ずつこなしていくことをおすすめします。
大規模サイトが一気に変換するのであれば、自分で行うのではなく、取引のあるWebサイト制作会社に相談するようにしましょう。
ホームページ制作での標準装備は少し後
上記のように、大手のホームページも対応が進んでいるため、今後のホームページ制作は、WebPが当たり前になると思います。
ただ、現状ではWebサイト制作会社の作業が増えるため、ホームページ制作費が少しだけ上がってしまうやSEO効果がそれほどないなどから必須ではありません。
そのため、ホームページ制作での完全対応は、まだ少し先の話であると思っていて、JPGやGIFを使ってもSEO効果はほとんど変わりません。
ただ、WebP対応は必ず必須になるので、すでにホームページを制作している方は、上記のsquooshを利用して、1ページずつ対応していくのが良いでしょう。
実際にまだまだJPGで制作されているホームページの方が多いと思うので、そこまで焦って対策をしても、まったく意味がないケースの方が多いと思います。
弊社の予想や予測
あくまで弊社の予測ですが、今後WebP対応のホームページはどんどん増えていくとは思います。
しかし、現在でもホームページを制作する際に、お客さまの予算配分によっては、それよりもコンテンツの質を高めた予算の使い方の方が良い場合は、JPGなどを利用しています。
そのため、すべての画像がWebPになるにはもう少し時間がかかると思われ、具体的には4,5年は必要でないかと思っています。
さらには、WebPにしたとしても、実は検索順位が上がらず、SEOの点数が同じ場合に上位に表示される程度の感覚です。
そのため、優先順位は非常に低くて良いものになっていて、そこに予算を使うのであれば、本当にユーザーにとって良いホームページにするために予算取りを行ったほうが良いのです。
ただ、2025年ごろはもしかすれば、すべてのWebサイト制作会社がWebP利用になるかもしれません。
そのため、現在すでにホームページをお持ちで、10年くらいはリニューアルをしないという会社は、少しずつでも良いので対応してくようにしましょう。