noindexとは、検索エンジンに対して特定のページをインデックスさせないよう指示するタグです。不要なページが検索結果に表示されると、サイト全体のSEO評価に悪影響を及ぼす場合があります。
この記事では、noindexの書き方、確認方法に加え、SEO効果を高める活用法、注意点までを解説します。
noindexとは
noindexとは、Googleなどの検索エンジンに対して、特定のページをインデックスに登録しないよう指示するためのmetaタグです。
検索結果にページが表示されるまでには、クロール、インデックス登録、検索結果への表示という3つの段階があり、noindexはこのうちインデックス登録の段階をブロックします。そのためクローラー自体はページにアクセスしますが、データベースには登録されず、検索結果に表示されなくなります。
noindexを設定してもURLを直接知っていればページ自体は引き続き閲覧できます。
ホームページには、ユーザーにとって有益なページもあれば、検索結果に表示する必要のないページも存在します。たとえば、メールフォームの確認ページやサイト内検索の結果ページは、検索エンジン経由でアクセスされても意味がありません。こうしたページがインデックスされたままだと、サイト全体のSEO評価を下げる原因になる場合があります。
noindexを適切に設定すれば、SEO評価の対象となるページを絞り込めるため、サイト全体の検索順位を向上させる効果が期待できます。
ただし、誤って重要なページに設定してしまうとアクセスを大きく失うリスクもあるため、どのページに使うべきかを正しく理解しておくことが大切です。
noindexとnofollowの違い
noindexとnofollowは、どちらも検索エンジンに指示を出すタグですが、対象と強制力の面で性質が大きく異なります。
noindexは、設定したページを検索結果に表示させないための指示であり、ページ単位でインデックス登録を管理します。一方のnofollowは、ページ内に設置したリンク先へSEO評価を渡さないための指示で、広告リンクや信頼性の低い外部サイトへのリンクに使われることが多いタグです。
さらに両者は、Googleにおける強制力にも違いがあります。noindexはGoogleが確実に従う指示ですが、nofollowは2019年の仕様変更以降、指示から目安程度の情報へと位置づけが変わりました。そのため、nofollowを設定していても、Googleの判断によってリンク先がクロールされる場合があります。
このように、noindexはページの表示可否を、nofollowはリンクの評価受け渡しと強制力の面で異なる役割を持つタグです。ホームページ制作では、この違いを理解したうえで正しく使い分けることが、SEO対策を効率的に進めるうえで欠かせません。
nofollowについて詳しくは、nofollowとは?の記事をご覧ください。
SEO評価を最適化するためにnoindexを検討すべきページ

noindexは、すべてのページに設定するものではありません。しかし、検索結果に表示する必要のないページをそのままインデックスさせておくと、サイト全体のSEO評価を引き下げる原因になります。ここでは、noindexを検討すべき代表的なページを紹介します。
メールフォームの確認とサンクスページ
メールフォームの確認ページや送信完了後のサンクスページは、noindexを設定すべき代表的なページです。これらはユーザーがフォームを送信する過程で一時的に表示されるだけであり、検索経由でアクセスされても何の意味もありません。
また、サンクスページがインデックスされると、フォームを送信していないユーザーが検索結果から直接たどり着いてしまう可能性があります。コンバージョンの計測にも影響が出るため、正確なアクセス解析を行ううえでも問題です。
さらに、これらのページは案内文だけで構成されることが多く、コンテンツとしての独自性がほとんどありません。こうしたページがインデックスされると、検索エンジンから低品質なページの集まりとみなされ、サイト全体のSEO評価を下げる要因になりかねません。
ホームページ制作の段階で、確認ページとサンクスページにはnoindexを設定しましょう。
重複ページ
同じ内容、または非常に似た内容のページが複数存在すると、検索エンジンはどのページを評価すべきか判断できなくなります。その結果、SEO評価が分散してしまい、本来上位表示させたいページの検索順位が下がる原因になりかねません。この現象はキーワードカニバリゼーションとも呼ばれます。
たとえば、サイト内で色やサイズ違いの商品を別URLで公開しているケースや、印刷用に別途作成したページなどは重複が生まれやすいポイントです。こうしたページにnoindexを設定すれば、評価を1つのページに集中させることが可能です。なお、サイト内の重複コンテンツ対策にはcanonicalタグを使う方法もあるため、状況に応じて使い分けると効果的です。
また、重複はサイト内だけに限りません。他社サイトのコンテンツと内容が酷似しているページも、検索エンジンからコピーコンテンツと判断される場合があります。メーカーが提供する商品説明文をそのまま掲載しているECサイトの商品ページなどが代表例です。同じ商品説明を使っている競合サイトが多いほど、独自性のないページとしてSEO評価が下がるリスクは高まります。
こうした重複ページが原因で、本来上位表示させたいページの検索順位が伸び悩んでいるかどうかは、判断が難しいものです。判断に迷う場合は、重複しているページの一方に一時的にnoindexを設定し、もう一方の検索順位がどう変化するか観察する方法が有効です。検索順位が上がればカニバリゼーションが起きていた証拠になり、変化がなければ別の原因を探る必要があります。
noindexはタグを外すだけで元に戻せるため、リスクを抑えながら検証を進められます。
サイト内検索の結果ページ
ユーザーの検索キーワードによって動的に生成されるページは、コンテンツとしての独自性がほとんどありません。検索エンジンにとって有益な情報を含まないページが大量にインデックスされると、クロールの効率が下がり、サイト全体のSEO評価に悪影響を及ぼします。
さらに、これらのページがインデックスされると、ユーザーがGoogleから直接たどり着く場合があります。しかし、表示される内容はそのときの検索条件次第で変わるため、期待した情報が得られず離脱につながることも少なくありません。
このようなページには、必ずnoindexを設定しておきましょう。
XMLサイトマップやRSS/Atomフィード
クローラーや情報取得ツール向けに用意される技術的なファイルは、ユーザーが直接閲覧することを想定していないため、検索結果に表示される必要はありません。XMLサイトマップやRSS/Atomフィードが該当します。
これらのファイルがインデックスされてしまうと、検索結果にURLの一覧やフィードのデータが表示され、ユーザーの混乱を招く恐れがあります。また、コンテンツとしての実体がないページが増えることになるため、サイト全体の品質評価を下げる要因にもなりかねません。
さらに、クローラーが本来巡回すべき重要なページへのリソースも無駄に消費されるため、限られたクロール予算が分散し、新しい記事や更新の反映が遅れるなどSEO上のデメリットにつながります。
こうした理由から、noindexを設定してインデックス対象から除外しておくのが適切です。
検索結果に表示させたくないページ
社内向けの限定ページやキャンペーン終了後のページなど、検索結果からあえて外したいページにもnoindexの設定が有効です。こうしたページが検索経由で公開されると、古い情報にユーザーがアクセスしてしまったり、本来見せる必要のない内容が外部に露出するリスクがあります。
また、終了したキャンペーンページなどがインデックスされたままだと、古い情報が検索結果に表示され続けることになります。情報の古さに気づいたユーザーがすぐに離脱しやすくなり、こうした動きが積み重なるとサイト全体のSEO評価の低下につながるおそれもあります。
ただし、検索結果から完全に非表示にしたい場合は、noindexの設定だけでなく、ページへのアクセス制限も併せて検討してください。noindexはあくまで検索エンジンへの指示であり、URLを直接知っている人はアクセスできる状態のままです。
機密性の高い情報を扱うページには、パスワード保護やIP制限などの対策も必要になります。
低品質なページ
情報量が少ないページや内容が古くなったページは、検索エンジンから低品質と判断される可能性があります。こうしたページがインデックスされたままだと、サイト全体のSEO評価を押し下げる原因になりかねません。
近年はAIによる検索の普及にともない、Googleは低品質なページに対する評価をより厳しくしているとされています。情報量の少ないページが増えるほど、サイト全体が専門性や信頼性の低いドメインとして扱われやすくなるため、低品質ページの整理は防衛策としての意味合いも強まっています。
ただし、自分では低品質だと思っていても、検索エンジンが高く評価しているケースもあります。実際にGoogleサーチコンソールで確認すると、想定外のキーワードで検索流入を獲得しているページが見つかることは珍しくありません。
そうしたページに安易にnoindexを設定してしまうと、貴重なアクセスを失う結果になります。noindexを設定する前に、まずはサーチコンソールでそのページの検索パフォーマンスを確認しましょう。
サーチコンソールで確認しても判断がつかない場合は、対象ページに一時的にnoindexを設定し、サイト全体の検索パフォーマンスに変化が出るかを観察する方法も有効です。他ページの検索順位やアクセスが改善すればそのページが足を引っ張っていたと判断でき、変化がなければ影響は小さかったということです。
この方法は、仮にnoindexにしたページが価値のあるページだったとしても、タグを解除するだけですぐにインデックスへ復帰できる点で安全にテストを進められます。
noindexの書き方

noindexの設定方法は大きく3つあります。HTMLに直接記述する方法、HTTPレスポンスヘッダーで設定する方法、そしてWordPressのプラグインを使う方法です。
HTMLに記述する方法
最も基本的な書き方は、HTMLのhead要素内にmetaタグを追加する方法です。記述するコードは以下の1行だけで完了します。
<meta name="robots" content="noindex">
name属性の「robots」はすべての検索エンジンを対象にする指定です。Googleだけに適用したい場合は「googlebot」と記述します。また、nofollowと組み合わせて使うことも可能で、その場合は以下のように記述します。
<meta name="robots" content="noindex, nofollow">
注意点として、このmetaタグは必ずhead要素内に記述してください。body要素内に書いても検索エンジンには認識されません。
HTTPレスポンスヘッダーで設定する方法
PDFや画像ファイルなど、HTML以外のファイルにはmetaタグを記述できません。こうしたファイルをインデックスから除外したい場合は、HTTPレスポンスヘッダーにX-Robots-Tagを設定します。
X-Robots-Tag:noindex
Apacheサーバーを利用している場合は、.htaccessファイルに以下のように記述すれば、特定のファイル形式をまとめてnoindexに設定できます。
<FilesMatch ".(pdf|jpg|png)$">
Header set X-Robots-Tag "noindex"
</FilesMatch>
サーバー側の設定が必要になるため、やや技術的な知識が求められます。設定方法は利用しているサーバーによって異なるので、不明な場合はサーバー管理者やホームページ制作会社に相談しましょう。
WordPressサイトで実装する方法
WordPressを利用している場合、noindexの設定方法はページ単位とサイト全体の2パターンに分かれます。
特定のページのみをnoindexにしたい場合は、All In One SEOやYoast SEOなどのSEOプラグインを使うと、HTMLを直接編集せずに設定できます。投稿や固定ページの編集画面の下部で「高度な設定」から「ロボット設定をOFF」にして、「インデックスなし」を選択するだけで完了します。
一方、サイト全体を検索結果から除外したい場合は、WordPress標準機能で対応可能です。管理画面の「設定」から「表示設定」を開き、「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」にチェックを入れると、プラグインなしでサイト全体にnoindexを設定できます。公開前のテスト環境などで役立つ機能です。
noindexの確認方法

noindexは、設定しただけで安心せず、正しく機能しているかを確認することが大切です。ここでは、手軽にチェックできる2つの方法を紹介します。
ブラウザで確認する方法
最も手軽な確認方法は、ブラウザでページのソースコードを直接確認することです。対象のページを開いた状態で右クリックし、「ページのソースを表示」を選択します。
ソースコードが表示されたら、Ctrl+F(MacではCmd+F)で検索バーを呼び出し、「noindex」と入力して検索してください。head要素内に<meta name=”robots” content=”noindex”>の記述が見つかれば、設定は正しく反映されています。該当する記述がなければ、noindexが設定されていないか、記述が誤っている可能性があります。
この方法は特別なツールが不要で、その場ですぐに確認できるのがメリットです。
Googleサーチコンソールで確認する方法
Googleサーチコンソールを使えば、Googleがそのページをどのように認識しているかをより正確に確認できます。サーチコンソールにログインし、URL検査ツールに対象ページのURLを入力してください。noindexが正しく設定されていれば、結果画面にnoindexによって除外されている旨が表示されます。
また、サーチコンソールのページレポートでは、サイト全体のインデックス状況をまとめて確認することも可能です。「ページがインデックスに登録されなかった理由」の一覧に「noindexタグによって除外されました」と表示されるページが該当します。
個別の確認だけでなく、意図しないページにnoindexが設定されていないかを定期的にチェックする習慣をつけておくと、設定ミスによるアクセスの損失を防げます。
noindexを設置する際の注意点

noindexは便利なSEOツールですが、使い方を誤るとサイト全体に悪影響を及ぼすことがあります。ここでは、設定前に知っておくべき注意点を解説します。
noindexを乱用しない
noindexを設定したページは、インターネット上に公開されているにもかかわらず、Googleなどの検索エンジンが認識しないページになります。こうしたページが多すぎると、サイト全体の信頼性に疑問を持たれる可能性があります。
また、noindexが設定されたページは、検索エンジンがそのページ内のリンクもたどらなくなるとされています。つまり、内部リンクを通じた評価の受け渡しにも影響が出るため、必要以上の設定はかえってSEOにマイナスです。
noindexはあくまで限定的に使うものであり、インデックスさせるページが基本という意識を持っておきましょう。
タイミングを見てリライトしてインデックスに登録する
低品質だと判断してnoindexを設定したページを、そのまま放置してはいけません。noindexは一時的な対処であり、最終的にはページの品質を改善してインデックスに戻すことが理想です。
具体的には、定期的にnoindex設定中のページを棚卸しし、リライトの優先順位を決めていくのが効果的です。情報を更新し、内容を充実させたうえでnoindexを解除すれば、そのページが新たなアクセスの入り口になる可能性があります。
noindexの設定はゴールではなく、改善までの一時的な措置だと捉えておくことが大切です。
robots.txtとの役割の違いを理解する
noindexとrobots.txtはどちらも検索エンジンの動作を制御する仕組みですが、役割がまったく異なります。
noindexはページのインデックス登録を制御するためのもので、クローラーはページにアクセスしたうえでnoindexの指示を読み取ります。一方、robots.txtはクローラーのアクセス自体をブロックするためのファイルです。
検索結果から除外したいページにはnoindex、クローラーのアクセス自体を制限したいディレクトリにはrobots.txtと、目的に応じて使い分けることが重要です。
robots.txtについて詳しくは、robots.txtとは?の記事をご覧ください。
noindexを設置しても検索結果に表示される理由

noindexを正しく設定したはずなのに、検索結果からページが消えないことがあります。これはタグの記述ミスとは限らず、検索エンジンの仕組みに起因するケースがほとんどです。
反映までの時間がかかる
noindexを設定しても、反映はすぐには行われません。Googleのクローラーがそのページを再度巡回し、noindexの指示を読み取ったうえでインデックスから除外するという手順を踏むため、タイムラグが発生します。
クローラーの巡回頻度はホームページの規模や更新頻度によって異なり、ページによっては再クロールまで数週間から数ヶ月かかることもあります。基本的にはクローラーの再巡回を待つしかありませんが、急いで検索結果から削除したい場合は、Googleサーチコンソールの削除ツールを使って一時的な非表示をリクエストすることも可能です。
ただし、削除ツールによる非表示は約6ヶ月間の一時的な措置であるため、noindexの設定と併用して対応しましょう。
robots.txtと併用している
noindexが効かない原因として最も見落とされやすいのが、robots.txtとの併用です。robots.txtでクローラーのアクセスをブロックしているページには、クローラーがそもそもアクセスできないため、noindexの存在を認識できません。
その結果、外部サイトからのリンクなどでURLの存在をGoogleが把握している場合、ページの中身を確認できないまま検索結果に表示され続けることがあります。noindexを正しく機能させるには、対象ページへのクロールを許可した状態にしておく必要があります。
もしrobots.txtでブロックしているページにnoindexを設定したい場合は、先にrobots.txtのブロックを解除し、クローラーがページにアクセスできる状態にしてからnoindexを設定してください。
まとめ
noindexは、検索結果に表示させる必要のないページを適切に管理し、サイト全体のSEO評価を高めるための重要な手段です。設定すべきページを見極め、正しい書き方と確認方法を押さえておけば、効果的に活用できます。
ただし、noindexはあくまで一時的な措置として捉え、最終的にはリライトによるページの改善を目指しましょう。
