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被リンクの獲得法!具体的な方法や確認法、SEO効果、注意点
被リンクは、SEOにおいて重要な要素の1つになるということは、多くのWebマスターもご存じだと思います。
しかし、被リンクが重要だと分かっていたとしても、なかなか期待通りに獲得できないとお悩みのWebマスターも多くいらっしゃいます。
当ページでは、被リンクの獲得とは何か、具体的な対策法、SEO効果、注意点、確認法を解説します。
被リンクの獲得とは
被リンクとは、外部サイトからリンクされることを言います。
被リンクを獲得するためには、自分をベースにして考えると分かりやすいです。
自分が被リンクをしたくなるタイミングは、どんな状況になるのかを理解することで、具体的な対策指針を立てることができます。
自分が被リンクをしたくなるタイミングとは、その会社を応援したいという事例は滅多になく、基本的には自分のホームページをより良質なものにする際に実施することが一般的です。
つまり、訪問者のニーズに合致するコンテンツを作成することこそが、被リンク獲得の方法になり、低品質なホームページでは、被リンクを獲得できないと認識しましょう。
被リンクを獲得する方法
具体的に被リンクを獲得する方法を解説します。
ナチュラルリンクを獲得する
被リンクの中でも、多くの数を集めることができ、さらには良質であるケースが多く、SEO効果が発揮される可能性が高いのが、ナチュラルリンクの獲得です。
ナチュラルリンクとは、訪問者が良いコンテンツを見つけたと感じてくれて、自発的に行ってくれるリンクのことを言い、獲得する方法は良質なコンテンツを作成する以外ありません。
そのため、ホームページを制作したら、良質なコンテンツ作成に注力することが重要で、良質なコンテンツであれば、仮にナチュラルリンクが獲得できなかったとしても、検索エンジンが評価をしてくれ検索順位を高めることが可能です。
ホームページの露出回数を増やす
ホームページの露出回数を増やすことも被リンクの獲得で重要です。
どんなに良質なコンテンツを作成しても、露出回数が少なければ、誰も訪れてくれないので、被リンクを獲得するチャンスが得られません。
そのため、ホームページの露出を意識することが大切で、例えば以下のような対策法があります。
- 良質なホームページ紹介サイトに登録
- 広告に出稿
多くのユーザーに見てもらえることによって、良質なホームページと認識してくれれば、被リンクを獲得することができます。
SNSを運用
良質なページを作成した後、そのページに訪問者を集めなければ、被リンクを獲得することはできません。
単にページを公開するだけだと、検索エンジンからのアクセス頼りになってしまうので、検索エンジンに認められなければ、訪問者を集客することができません。
そのため、SNSを使って、多くの訪問者を集客するようにしましょう。
SNSでは、闇雲に自社サイトのURLを掲載していても、リンクをクリックしてくれるユーザー数はほとんどいないので、他のSNSユーザーとコミュニケーションを中心とした運用を行いましょう。
そうすると、フォロワー数も増えてきて、定期的に自社サイトのURLを投稿することで、多くの訪問者をホームページに集客できるようになるので被リンクの獲得に繋がります。
ホームページにソーシャルボタンを設置
自社でSNSを運用することと同時に、ホームページにソーシャルボタンを設置しましょう。
ソーシャルボタンとは、ブログの下部にある「シェア」や「ツイート」、「はてブ」、「LINE」などのリンクボタンのことを言います。
当ブログのソーシャルボタンは上記で、訪問者がスムーズにSNSで拡散できる対策としています。
ただし、ソーシャルボタンはサイト全体に設置するのではなく、ユーザーが拡散しやすい「事例紹介」や「スタッフブログ」に設置することがおすすめです。
拡散される可能性が低いトップページやサービスページなどに設置をしても、拡散されることはなく、ページに不要な要素を追加することになるので見栄え的に良いものではありません。
プレスリリースを配信する
被リンクを獲得する方法として、おすすめなのがプレスリリースの配信です。
プレスリリースを配信することで、大手メディアがコンテンツを取り上げてくれるので、メディアサイトからの被リンクの獲得に繋がります。
さらにプレスリリースを見ている方は、多く存在しているので、大手メディアを経由して、訪問者を集客できる可能性があります。
リンク切れページを探す
自社サイトのテーマと似たホームページで、リンク切れが発生していれば、問い合わせフォームから連絡をして、自社のホームページにリンク先を変更してくれないかを相談しましょう。
リンク切れは、ユーザーをがっかりさせてしまうので、教えてもらえることは非常にありがたいと言え、リンクの差し替えを受けてもらえる可能性が高いです。
リンク切れって何?とお思いの方はこちらをご覧ください。
既存顧客にお願いする
被リンクの獲得確率が高い対策として、既存顧客にお願いする方法があります。
既存顧客であれば、快く被リンクを行ってくれると思いますが、場合によっては相互リンクをして欲しいと言われることもあります。
ただ、似たテーマのホームページであり、さらには過剰に相互リンクが多いホームページでなければ、SEO効果を発揮できる可能性は高くなります。
調査データをまとめた記事を公開する
既存顧客やクラウドソーシングサイトを利用して、アンケートを取り、その結果をまとめたページを作成することで、被リンクを獲得することが可能です。
自社が独自に収集したアンケート結果は、一次情報になるので、多くのユーザーが気になる内容のページです。
調査結果は、単にデータだけを公開するのではなく、調査方法や期間など、どのようにしてアンケートを取ったのかを必ず記載しましょう。
これらの情報がないと、ユーザーは、「そもそもこの調査データは本当なのか?」と不信に感じてしまうので、被リンクを獲得することができなくなります。
無料ツールを作る
ユーザーに価値のある無料ツールを作ることも被リンクの獲得に繋がります。
従来であれば、社内にプログラマーがいるか、プログラム開発会社に委託をしなくてはならなかったのですが、昨今ではChatGPTなどに依頼をして作成することも十分に可能です。
当社のブログでも、複数のWebに関するツールのホームページへとリンクを行っているように、優れたツールであれば、多くのブログが被リンクを行ってくれるようになります。
ただし、ユーザーの役に立たないツールだと、まったく被リンクを獲得できないので、ビジネスに役立つツールに限定することが大切です。
インフォグラフィックを作成する
インフォグラフィックとは、データを視覚的に表現したもので、情報を分かりやすく訪問者に伝えられます。
理解がしやすいインフォグラフィックを作成することによって、多くのホームページが、このブログに分かりやすい画像が提供されていると紹介してくれるようになります。
これまでの経験上、インフォグラフィックは、エンドユーザーとの接点が多い営業マンに依頼することが効率的で、ユーザーの見やすさや理解のしやすさを意識したインフォグラフィックの作成が可能です。
被リンク営業を行う
自社サイトと似たテーマのホームページに被リンク営業を行います。
ただし、当社は過去に被リンク営業を行った経験がありますが、成功確率は低くなっており、さらに被リンク営業は定期的に受けますが、多くの場合で無視することが一般的です。
そのため、根気よく継続することと、営業トークの改善を繰り返すことが重要で、それでもSEO会社のブログやYouTubeを見ると、1%程度の成約率が基本になるそうです。
獲得した被リンクの確認法
被リンクの獲得状況を確認する方法を解説します。
Googleサーチコンソール
Googleサーチコンソールの左にあるナビゲーションのリンクをクリックして、上位のリンク元サイトの「詳細」をクリックします。
そうすると、どのドメインからの被リンクが獲得できているかをチェックすることが可能です。
SEOツールの利用
AhrefsやMozなどの有料のSEOツールを利用すれば、被リンクの調査が可能です。
Googleサーチコンソールではリストアップされていない被リンクの確認ができるので、予算に余裕があり、SEOに本気で取り組んでいるWebマスターであれば導入しましょう。
ただ、有料は考えていないという場合は、無料のAhrefsを利用しても、被リンクの獲得状況が確認できます。
被リンクチェックの場合は、左のプルダウンから「被リンクチェッカー」を選択して、ホームページのURLを記載してから「はじめる」をクリックしましょう。
無料になるのですべての情報は提供してくれませんが、大まかに被リンク元サイトを調べることができます。
被リンクを獲得するSEO効果
被リンクを獲得するSEO効果を解説します。
被リンクを獲得したページの検索順位が高くなる
被リンクを獲得することで、獲得したページの検索順位を高めることができます。
ただし、その際には、被リンク元サイトが自然な形でリンクを設置している点と、先ページとアンカーテキストの内容が一致していることが重要です。
アンカーテキストは、そこで利用されたキーワードが被リンク先ページで重要であると判断されるので、適切な文章のアンカーテキストであるほどSEO効果が高まります。
アンカーテキストの詳細はこちらのページで紹介しているので興味があればご覧ください。
多く獲得することでサイト全体の検索順位が高まる
被リンク数を多く獲得できていれば、サイト全体のSEO効果を高めることが可能です。
サーチエンジンは、サイト全体の品質も確認しているので、被リンクを獲得したページ数が増えるほど、個々のページのSEO評価が高まり、最終的にはサイト全体の評価も高まります。
ただ、サイト全体のSEO評価が高まるまで被リンクを獲得できる事例はそれほど多くないので、上記を参考に、確実に被リンク数を増やしていたら、サイト全体のSEO評価が高まったという状況を狙いましょう。
被リンク獲得における注意点
被リンクを獲得する際の注意点を解説します。
低品質な被リンクは意味がない
検索エンジンは、低品質な被リンクを無効化しています。
そのため、低品質な被リンクは効果がないと考えて、良質な被リンクを集めることに注力しましょう。
現在の検索エンジンは、被リンクをかなり厳しい目で見ていると思われ、大半の被リンクが無効化されてしまうので、中長期的な戦略を持って取り組む必要があります。
自作自演の効果は期待できない
被リンク数が増えないからと言って、自作自演の対策は意味がありません。
自作自演でも良質と判断されている事例はいくつか知っていますが、9割以上は低品質と判断されてしまい、検索エンジンから無効化されていると認識しましょう。
そのため、被リンク対策を行うのではなく、ホームページの良質化を行ったほうが、確実に被リンク本数を獲得することができます。
被リンク獲得法のまとめ
被リンクの獲得法を解説しました。
当社の経験で言うと、被リンク対策にこだわったとしても、良い結果を得られるケースは滅多にないので、ホームページの良質化を行った結果、いつの間にか多くの被リンクを獲得できたというのがベストだと思います。
被リンクの獲得方法でお悩みのWebマスターの参考になれば幸いです。