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SEOでやってはいけないこと

SEOでやってはいけないこと

SEO対策に取り組む中で、つい無意識に逆効果になる行動をしてしまっているケースは少なくありません。実は、検索順位を上げるつもりで行った対策が、かえって評価を落としてしまうこともあるのです。

本記事では、SEOでやってはいけないことを解説します。

やってはいけないSEOの考え方

SEOで成果を上げるためには、適切な対策を講じることはもちろんですが、それ以前にどのような考え方が間違いを生みやすいのかを理解しておくことが大切です。ここでは、やってはいけないSEOの考え方を紹介します。

検索エンジンだけを見る

SEOを行ううえで、検索エンジンの仕組みやアルゴリズムに関心を持つのは自然なことです。しかし、検索エンジンの評価ばかりを気にして対策を進めるのは、正しいアプローチとは言えません。

本来、SEOは検索順位を上げることそのものが目的ではなく、ユーザーにとって有益な情報を、必要なタイミングで届けることが目的です。検索エンジンのためだけに対策を行っても、ユーザーの満足度が伴わなければ、結果的にSEO評価は上がりません。

Googleもユーザー第一の原則を掲げており、それに沿ったコンテンツ作成こそが、長期的に信頼されるSEOにつながります。

技術的なSEOを軽視する

良質なコンテンツを作成することはSEOにおいて重要ですが、それだけでは十分とは言えません。

技術的なSEO、たとえばモバイル対応、表示速度の最適化、インデックスの適切な管理など、基本的な技術対策は検索エンジンに正しく評価されるための土台となります。

これらを軽視してしまうと、どれだけ優れた内容であっても検索順位に反映されない可能性があります。コンテンツの質とあわせて、技術面でもユーザーにとって快適な環境を整えることが求められます。

数値データばかりを追いかける

SEOツールで得られるデータは、対策の効果を測るうえで非常に役立ちます。しかし、その数値だけにとらわれてしまうと、本来の目的を見失う危険があります。

たとえば、CTRや表示速度などを改善すること自体は良い取り組みですが、それがユーザー体験や情報の質を犠牲にしてしまっては本末転倒です。数値はあくまで状況を把握するための指標であり、SEOの目的はあくまでユーザーに価値を届けることです。

データに過剰に依存せず、常にユーザー視点を持つことが重要です。

SEOでやってはいけない対策法

SEOで成果を上げるつもりが、むしろ検索順位を落としてしまう対策を行っているケースが多く見受けられます。ここでは、特に注意すべきやってはいけないSEOの対策法を解説します。

404 NOT FOUNDを増やす

ページを削除することで発生する404 NOT FOUNDが増えすぎると、サイト全体のSEO評価に悪影響を及ぼす可能性があります。

Googleは公式に404自体にはSEO上の問題はないとしていますが、実際の運用では、ページの削除が検索順位の低下を招くケースが少なくありません。たとえば、過去に検索流入があったページや、ホームページのテーマに関連した内容を含むページを削除すると、サイト全体の情報の厚みや専門性が損なわれたと判断されます。

さらに、削除によってサイト内のURL構成が頻繁に変わると、Googleのクローラーが効率的な巡回を行うことが難しくなり、インデックス精度に影響が出る可能性があります。

削除を検討しているページは、まずリライトや構成の見直しを検討し、コンテンツとしての価値を高める方向で対応することが望ましいです。どうしても削除を行う必要がある場合は、内容が近いページへ301リダイレクトを設定するなど、適切な対応を行うようにしましょう。

全体としての情報の厚みと整合性を保つことが、SEO評価の向上につながります。

過剰に301リダイレクトを行う

301リダイレクトとは、古いURLから新しいURLへ訪問者や検索エンジンを自動で転送する仕組みです。ページを削除した際に発生する404 NOT FOUNDを避ける目的で使われることが多く、適切に使えばSEOへの悪影響を最小限に抑えられます。

しかし、実際の運用においては、301リダイレクトを過剰に設定した結果、Googleサーチコンソールにおける平均CTRの低下や、検索順位の下落につながったケースも確認されています。

Googleサーチコンソールに表示される平均CTRの画像

特に、検索順位が低いページを質が低いと判断し、まとめて他のページへ301リダイレクトするような対応には注意が必要です。こうした方法では、元のページが持っていた情報価値や検索エンジンからの評価を正しく引き継げず、結果としてSEOにマイナスの影響を与えることがあります。

301リダイレクトは便利な仕組みですが、乱用すればサイト全体の構造や評価を崩してしまう恐れもあります。削除や統合を行う際には、ページの内容や役割をしっかり見極めたうえで、慎重に判断することが重要です。

キーワードカニバリゼーションを気にしすぎる

キーワードカニバリゼーションとは、同じ検索キーワードに対して、自サイト内の複数ページが検索結果に表示されている状態を指します。この状態になると、それぞれのページが評価を分散し合い、本来得られるはずだった検索順位を逃してしまう可能性があります。

ただし、これを過度に意識しすぎると逆効果になることがあります。たとえば、カニバリゼーションを避けようとして、どちらかのページから該当キーワードを無理に削除したり、内容を薄くした結果、コンテンツとしての質が落ちてしまうケースがよく見られます。

カニバリゼーションは、ある程度までは自然に発生するものであり、すべてを排除しようとする必要はありません。重要なのは、どのページがどの目的で検索意図に対応しているかを明確にし、それぞれのページが役割を持った構成になっているかどうかです。

焦って修正するのではなく、全体の構造やユーザー体験を見ながら、慎重に対処しましょう。

コピー&ペーストでページを量産する

他社のホームページや、自社内の既存ページをコピー&ペーストしてページを量産する行為は、SEOにおいて極めて危険な対策です。こうした重複コンテンツはGoogleから適切に評価されず、検索順位が上がらないどころか、ペナルティを受けるリスクすらあります。

たとえば、「◯◯エリアで失敗しない整体院の選び方」といった記事をテンプレートとして作成し、地域名だけを「△△」「□□」に変えて同じ内容のページを量産する手法が、かつてはよく使われていました。

しかし、こうしたページは文章がほとんど同じで、地名以外が変わっていないため、Googleに重複コンテンツとみなされてしまいます。結果としてSEO評価を落とすリスクが高く、現在では逆効果となる手法です。

仮に似たようなテーマで複数のページを作る場合であっても、それぞれの地域や対象に合わせて、独自の視点で書くことが求められます。

SEOで評価されるのは、オリジナリティであり、量産の手軽さではないということを忘れてはいけません。

自作自演や購入で低品質な被リンクを集める

被リンクとは、外部のホームページから自社サイトへのリンクを指し、現在でもSEOにおいて重要な評価要素のひとつとされています。

しかし、Googleは近年、被リンクの質を非常に重視しており、不自然なリンクや意図的に操作されたリンクには厳しく対応しています。とくに、自作自演によるリンクや、購入したリンクは、Googleのガイドラインに違反する行為とされ、無効化されるだけでなく、過剰な場合はペナルティの対象となる可能性もあります。

また、一部では公的機関のホームページからリンクされていれば問題ないといった声もありますが、リンクの発信元よりもリンクの関連性が重視されるため、出どころが信頼できても、不自然なリンクは評価されません。

被リンクを増やすこと自体は効果的ですが、大切なのは自然な形で紹介されるように、良質なコンテンツを作成することです。

低品質なリンクの獲得は、結果的にSEOを大きく損なうリスクがあります。

悪意のある被リンクを放置する

被リンクはSEOにおいて重要な要素ですが、なかにはスパム的なホームページや不適切なリンク元からの悪意ある被リンクが含まれることがあります。これらを放置すると、検索エンジンにホームページの信頼性を疑われ、SEO評価に悪影響を及ぼす可能性があります。

Googleは自動的に多くの低品質リンクを無視してくれる仕組みを備えていますが、すべてに対応できるわけではありません。そのため、サイト管理者自身がGoogleサーチコンソールで定期的にリンク元を確認し、問題があると判断した場合はリンク否認ツールを使って対処することが推奨されます。

ただし、否認ツールの使用には慎重さが求められます。見た目が悪質に見えても、Googleが評価をしているリンクの場合もあるためです。

明らかにスパム性が高い、無関係な海外サイトやリンク集などからの被リンクでない限り、安易に否認せず、必要であれば専門家に相談するのも一つの方法です。

すべてのページでタイトルが同じ

ページタイトルは、検索エンジンにそのページの内容を伝える非常に重要な要素です。

検索エンジンはこの情報をもとに、ページの評価や検索結果での表示内容を決定します。しかし、すべてのページで同じタイトルを設定していると、検索エンジンからは「中身の似たページが量産されている」と認識されやすく、重複コンテンツとして評価を下げられるリスクがあります。

また、検索ユーザーにとっても、どのページがどんな情報を提供しているのか分かりにくく、検索結果でのクリック率の低下や離脱にもつながりかねません。

各ページに、それぞれのページの内容を端的に表す固有のタイトルを設定することで、SEO効果を高めると同時に、ユーザーにも親切な導線を作ることができます。

インデックス未登録を放置する

Googleサーチコンソールでは、カバレッジレポートにインデックス未登録と表示されるページが存在することがあります。これは、Googleにページの存在は認識されているものの、検索結果には掲載されていない状態を意味します。

その中で注意したいのが、クロール済み - インデックス未登録と検出 - インデックス未登録です。

Googleサーチコンソールに表示されるインデックス未登録

クロール済み - インデックス未登録は、Googleがそのページを実際にクロールしたにもかかわらず、何らかの理由でインデックスを見送っている状態で、ページの品質が低い場合や他のコンテンツと重複している場合などが考えられます。

検出 - インデックス未登録は、ページの存在は認識されているものの、まだクロールが実行されていない段階を指し、サイト構造や内部リンク、クロール予算に原因があることが多いです。

こうした状態を放置してしまうと、せっかく公開したページが検索結果に表示されず、アクセスにつながりません。サーチコンソールで状況を定期的に確認し、原因を見極めたうえでページの内容や構造の改善を進めることが重要です。

PageSpeed Insightsで100点にこだわる

PageSpeed Insightsとは、Googleが提供するページの表示速度を分析できるツールで、100点満点でスコアが表示されます。このスコアは、ページの読み込み速度や技術的な最適化状況を数値化したものですが、この点数だけを追い求めることは、かえってSEOでマイナス評価をもたらす場合があります。

実際に、100点を取ることを目的にあまりに細かい調整を行った結果、画像の読み込みが不自然になったり、JavaScriptやCSSの圧縮によってレイアウトや機能に不具合が生じたりすることもあります。こうした状態になると、ユーザー体験が損なわれ、かえってSEO評価を落とすリスクがあるのです。

また、PageSpeed Insightsのスコアはあくまで参考値であり、検索順位を直接左右する決定的な要素ではありません。これまでの運用経験では、実際の表示速度に問題がなければ、スコアが60点前後でも十分なSEO効果を得られているケースが多く見られます。

点数を上げることだけを目的にした対策ではなく、ユーザーにとって快適な表示速度と安定した動作を保つことを第一に考えることが大切です。

まとめ:やってはいけないSEOを理解して正しい対策を選ぼう

本記事では、SEOでやってはいけない対策法について解説しました。これらの共通点は、検索順位を上げることだけを目的にしたユーザー視点を欠いた対策であるということです。

実際に、そうしたSEO中心の考え方で制作された多くのホームページが、成果を上げるどころか順位を落としてしまうケースは少なくありません。

大切なのは、検索エンジンのためではなく、実際にページを訪れるユーザーにとって価値のある情報を提供することです。それが結果的に、検索エンジンからの評価にもつながります。

何をしてはいけないかを正しく理解し、ユーザー目線の質の高いコンテンツ作りを心がけることで、長期的に安定したSEO効果を得ることができます。

本記事が、SEOに悩むWeb担当者の参考になれば幸いです。

SEOで成果を出すためには、やってはいけないSEOを避けることが第一歩です。当社では、検索エンジン対策に偏らず、ユーザー視点を重視した本質的なSEO対策サービスをご提案しています。ページ構成や導線設計、コンテンツの質までを総合的に見直し、長期的に評価されるホームページづくりをサポートします。検索順位が上がらないや対策に行き詰まっていると感じている方は、ぜひご相談ください。
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